運動能力がぐんぐん伸びる公園!
立川市と昭島市にまたがる国営昭和記念公園。多摩地域を代表する公園のひとつで、その広さはなんと東京ドーム39個分(1,800,000㎡)もあります。子どもたちに人気の遊具が集まる「こどもの森」や「わんぱくゆうぐ」、水遊びができる「水あそび広場」など運動できる施設が盛りだくさん! 遊具や水遊び以外にも、みんなの原っぱやバーベーキューガーデン、花木園など家族みんなで楽しめるスポットが満載です。今回は、子どもの運動能力がグングン伸びるスポットを中心に、広大な国営昭和記念公園をご紹介します。
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運動能力のベースになる「基本動作」は公園遊びで身に付ける!
子どもの運動能力を伸ばすのに最適な公園あそび。運動能力のベースとなるのは「基本動作」です。スポーツトレーナーとして運動能力向上の観点から500以上もの公園を調査し、パークマイスターとしても活動する遠山健太先生が、12の動作に区分けして公園をご紹介します。
監修:遠山健太先生
スポーツトレーナーとして運動能力向上の観点から500以上もの公園を調査し、パークマイスターとしても活動。
公園で経験できる12の「運動能力を伸ばす基本動作」
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国営昭和記念公園で遊べば、こんな運動能力が伸びる!
アルファベットの「L」のような形をした公園には、無料エリア(みどりの文化ゾーン)と有料エリアがあります。子どもが遊べる遊具や広場は有料エリアにあり、そのなかでも小学生以上の子どもが遊べる遊具は「こどもの森」エリアに、園児たちが遊べる遊具は「わんぱくゆうぐ」エリアにあります。あらゆる動作の遊具があるので、10以上の基本動作を遊びながら身につけることができるでしょう。
国営昭和記念公園ってこんなところ!
国営昭和記念公園は、複数の広場や遊具エリア、プールエリア、池や渓流、レストランやバーベキューガーデンなどを備えた超大型公園。東京ドーム39個分の広さがあるため、特に小さな子連れ家族は事前に公式サイトで園内マップを確認し、狙いを定めて訪れるのがおすすめです。園内マップには、移動所要時間が記載されているので参考にしましょう。また、園内を有料のパークトレインが運行しているので、アトラクション気分を楽しみながらのんびり移動するのもいいですね。
所要:5時間
クタクタ度:★★★★★
おすすめの年齢:1~12歳
住所 | 立川市緑町3173 |
---|---|
料金 | 450円(小・中学生は無料、65歳以上は210円) |
時間 | 3〜10月は9時30分〜17時、11〜2月は〜16時30分 |
電話 | 042-528-1751 |
定休日 | 年末年始(12月31日、1月1日)、1月の第4月曜とその翌日 |
駐車場 | 有料2531台 |
面積 | 1,800,000㎡ |
<パークデータ>
- ボール遊び:〇(柔らかいボールのみ)
- スケボー:×
- 花火:×
- ペット:◯(一部施設を除く)
- おむつ替え:〇
- 授乳室:〇
- 園内売店:〇
- 園内飲食店:〇
- 周辺コンビニ:×
- 周辺ファミレス:×
おすすめのアクセス方法は?
車で行く場合は、立川口・西立川口・砂川口の3カ所に駐車場があります。駐車場の営業時間は、公園の開園時間と同じです。電車で行く場合は、JR青梅線の西立川駅がおすすめ。駅にはエレベーターがあり、駅の改札を出てから公園の入口(西立川口)まで専用通路で徒歩2分。階段や段差などがなく、バギーでの子連れ家族はスムーズに入園できます。国営昭和記念公園は、東京ドーム39個分の広さがあるため8カ所に入口があります。公式サイトで園内マップが見られるので、行きたい場所に近い入口を事前に確認しましょう。
おすすめの遊び方&一日まるごとプラン
国営昭和記念公園は、とても広く施設も充実しているので一日まるごと遊ぶプランはいかがでしょう? 小学生以上の子どもがいる家族なら「こどもの森」エリアで、園児くらいの小さな子どもがいる家族なら「わんぱくゆうぐ」エリアで、まずは思い切り遊具で遊びましょう。おなかがすいたら「渓流広場レストラン」など園内のレストランや各売店でランチをいただきます。食後は、公園のほぼ中央に位置する「みんなの原っぱ」で寝転んで休憩。休憩後は、その場所でボール遊びやかけっこを。遊び回るのに疲れてきたら、「トンボの湿地」でトンボを探したり、「水鳥の池」でボートに乗ったり、「花木園」で季節の花をバックに記念撮影をしたり、静かに自然にふれる時間も楽しめます。トイレや売店が各所に点在しているので、小さな子連れ家族も安心して一日を過ごせるはず。とても広いので、閉園30分前のアナウンスが流れたら、ゲートに向かいましょう。
「こどもの森」の大型遊具で思い切り体を動かす!
園内でも子どもが多く集まるスポットが、園内の北西に位置する「こどもの森」。真っ白な雲の形をした巨大トランポリン「雲の海(ふわふわドーム)」をはじめ、多くの巨大遊具が点在しています。遊具のほか、貯水機能も兼ねた「地底の泉」や見晴らし台にもなる「太陽のピラミッド」、30分ごとに霧が吹き出す「霧の森」など冒険心をくすぐる仕掛けがたくさん! なかでも、子どもが思い切り体を動かせる遊具をご紹介します。
雲の海(ふわふわドーム)
(写真提供:国営昭和記念公園)
日本最大級のトランポリン「雲の海(ふわふわドーム)」は、園内でも大人気のスポット。雲のようなデコボコがあり、弾むドームなので、ただ歩くだけでもかなりの運動量になるはず。靴を脱ぐ、高く飛ばない、濡れていたら遊ばないなどの注意事項を親子でしっかり確認するのがおすすめ。子ども限定なので、大人はドームの近くで見守りましょう。
虹のハンモック
虹が巨大なハンモックに変身! 最初はネットの上をゆっくり歩くことからスタート。歩けるようになったら、少し弾んでみたり、しりもちをついたりして楽しんでみましょう。
空のすべり台
小高い丘を利用した2種類のすべり台。丘を上って、すべり台で下りるを繰り返すだけでかなりの運動になるはずです。なかでも、カーブを描くローラーすべり台は、大人気!
森のとりで
「森のとりで」は、複合遊具が集まるエリア。その名のとおり、隊長や見張り役などになりきってみんなで楽しく遊べます。親は遊具近くのベンチに座って見守りましょう。
ドラゴンの砂山
モザイクで飾られたアート作品のようなドラゴンが、4匹お出迎え。大きな口の中に入ってみたり、背中に上ってみたり、ドラゴンを倒すのか? 仲良くなるのか? 自由な発想でドラゴンと遊んでみませんか。
太陽のピラミッド
「こどもの森」を見渡せる見晴らし台。階段の上り下りの楽しさはもちろん、頂上を目指し一歩一歩上れば、根気強さも鍛えられそう。頂上で太陽がにっこり微笑んでいますよ。
地底の泉
古くからある「まいまいず井戸」も、子どもの不思議をくすぐる遊び場に! すり鉢状の泉は、自然に湧き出す地下水によってできるので季節によって水量が異なります。水がない季節なら、うずまきの道を歩いたり、かけっこしたりして遊べますね。
小さな子どもも遊べる遊具広場「わんぱくゆうぐ」へ
幼児向けの複合遊具エリアも充実! 各遊具の周りには広くクッション材が敷いてあるので、転んでも安心です。「ふわふわドーム」や「ローラーすべり台」など「こどもの森」で見たのと似た遊具もあり、小さな子どもたちも体を使って夢中になって遊んでいます。すぐ近くにトイレと売店があるのもうれしいですね。
ふわふわドーム
「こどもの森」にある巨大なトランポリン「ふわふわドーム」のミニ版。雲のような小さめのトランポリンですが、小さな子どもにとっては大冒険! 親が見守りながら遊ばせましょう。
築山
片側がロッククライミングのような斜面で、もう片側がすべり台になっています。全身を使って山を上ったら、ごほうびに爽快なすべり台が待っています。
わんぱく遊具
すべり台や滑り棒、上り棒などさまざまな要素を備えた複合遊具が数台並んでいます。どれも小さな子ども用にサイズダウンされているので、年長さんくらいの子どもならひとりでも思い切り遊べるはず。
ローラーすべり台
レッドとオレンジのビビッドカラーが子どもの好奇心を惹きつけます。カーブもなく、傾斜もゆるやかなので小さい子どもが遊ぶのにちょうどいいですね。
ゆらゆらブランコ
「わんぱくゆうぐ」エリアを囲むようにあるのが、こちらのブランコ。椅子の形状がさまざまあるので、子どもの年齢にあわせて選んでみましょう。バスケット型ブランコなら保育園未満の子どもでも遊べますね。
広大な公園には遊具以外の遊びや刺激も盛りだくさん!
国営昭和記念公園には、遊具が集まる「こどもの森」や「わんぱくゆうぐ」以外にも、お楽しみはまだまだあります! 子連れファミリーにおすすめの遊び場や、子どもの好奇心をくすぐるスポットをご紹介します。
みんなの原っぱ
公園の中央に位置する原っぱ。東西に約300m、南北に約400mもあり、なんと東京ドーム2個分の広さがあります。原っぱの真ん中にはシンボルツリーの大ケヤキがあり、絵になります。ボール遊びや鬼ごっこなども周りをそれほど気にせず楽しめますし、ピクニックにも最適です。
トンボの湿地
豊かな武蔵野の自然を残すためにつくられた人工湿地。生き物が大好きな子どもなら、よろこぶこと間違いなし。オタマジャクシやアメンボがいないか水辺をじっくり観察したり、ギンヤンマやアキアカネなどのトンボがいないが草の間に目をこらしたり。動の遊びで体を使った後は、静の遊びで自然に触れるのもおすすめです。
花木園
「花木園」は、「水鳥の池」に隣接する季節を感じられるスポットです。アジサイのほか、スイレンやヒイラギモクセイなど季節ごとに花々を楽しめます。「花木園」以外にも、園内の至るところに草花やハーブが植えられているので、公式サイト内の「花情報」ページを確認したり、各ゲートに設置している「花だより・見どころMAP」を参考に来園時だから出会えるお花スポットを探してみましょう。
子連れファミリーにうれしい環境もチェック!
国営昭和記念公園では安全に楽しく遊べるように、さまざまなサービスや設備も充実! 小さな子連れ家族にとって安心材料となるトイレや授乳室、水分補給スポットなどをご紹介します。
迷子札
西立川口に設置されている迷子札。子どもの名前と親の携帯番号などを記入して、子どもの手や服、バッグなどに付けておきましょう。いざ迷子になったらどう行動すべきか遊ぶ前に親子で話し合う、見つけやすい色の服を着せるなども有効です。
トイレ
トイレは園内40カ所以上に設置されています。チャイルドシートや補助便座は多くのトイレに用意があり、女性トイレには男の子用トイレもあります。園内マップにも、しっかりトレイの位置と設備が明記されているので安心ですね。
赤ちゃん休憩室
乳児連れファミリーにうれしいのが、こちらの赤ちゃん休憩室。授乳室とおむつ交換台、ミルク用のお湯が出る流し台などがあるので便利です。園内マップで場所を確認しましょう。
売店
こちらの花木園売店を含む7店舗が園内に点在しています。各店舗少しずつ趣向が異なるので、園内を移動しながらいろいろ訪れてみるのも楽しいですね。どの店舗も日除けの傘が付いたテーブル席があるので、水分補給や食事やおやつ時間に立ち寄ってみましょう。
園内を走る「パークトレイン」に大よろこび!
広大な公園の移動に便利な乗り物として、パークトレイン(1回乗車料金 大人310円、4歳〜中学生160円)が巡回運行しています。ゆっくりとさまざまなスポットに立ち寄りながら運行するので、観覧気分で移動したい家族におすすめ。運行ルートは、季節や混雑状況で随時変更になるため、最寄りの乗り場でご確認ください。このほか、自転車を持ち込んでの入園もOK、園内でのレンタサイクルも可能。チャイルドシート付きレンタサイクルもあるので、子どもの年齢に合わせて移動手段を選んでみましょう。
武蔵野の自然が残り、巨大な遊具も豊富な国営昭和記念公園。公園で遊ぶのはもちろん、周辺には家具ブランドの「IKEA」や複合施設の「GREEN SPRINGS」もあるので、週末のお出かけスポットに最適です。
●掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。おでかけ前に各スポットへご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
「るるぶKids こどもの運動能力がぐんぐん伸びる公園 東京版」
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