カレンダーは9月に変わり、子どもたちは学校や幼稚園、保育園の新学期がスタートしました。祝日の「秋分の日」や「敬老の日」を含む3連休も2回あり、おでかけの予定を立てているご家族も多いのではないでしょうか。9月といえど、今年はまだ残暑や大雨などの天候への注意も必要です。熱中症対策をしっかりと行って、楽しい9月をすごしてくださいね。
子ども歳時記
1月 / 2月 / 3月 / 4月 / 5月 / 6月 / 7月 / 8月 / 9月 / 10月 / 11月 / 12月
- 9月の「知る」:親子で知っておきたい年中行事
- └ 9月の暦「白露」(9/7)、「秋分」(9/22)
- └ 2024年「シルバーウィーク」は?3連休2回あり!
- └「敬老の日」は何歳からプレゼント?
- └ 9月の体調管理:9月も厳しい残暑予想 熱中症対策を忘れずに!
- 9月の「つくる」:折紙で「音符」をつくろう
- 9月の「学ぶ」:昆虫、星空・天体、旬の食べものなど
- └ 9月の昆虫:「スズムシ、コオロギ、キリギリス」は秋の季語!
- └ 9月の花:やさしく甘い「キンモクセイ」の香り
- └ 9月の月:2024年の「中秋の名月」は9月17日(火)!
- └ 9月の旬の食べ物:「梨」を美味しく保存するには?
- 9月のおすすめイベント・スポット
『るるぶ』の名前の由来は、「見る+食べる+遊ぶ」×「知る+創る+学ぶ」。『るるぶKids歳時記』では、この『るるぶ』ならではの視点で、月ごとに親子で楽しみたいこと、知っておきたいことなどをご紹介します!
9月の「知る」:親子で知っておきたい年中行事
二十四節気(にじゅうしせっき)とは、一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに6つに分けたものです。季節を表す24の言葉で構成されていて、9月は「白露」と「秋分」の2つ。「秋分」は毎年、9月23日に「秋分の日」として国民の祝日にもなっており、日本人にとってとてもなじみ深い言葉といえます。
9月の暦「白露」(9月7日)、「秋分」(9月22日)
●白露(9月7日):朝晩の冷え込みの始まりを告げる
「白露」は「はくろ」のほか、「しらつゆ」と読むこともありますが、二十四節気では「はくろ」の読み方が正しいです。9月も中頃に近づくと、夜の気温がぐっと下がるため、冷やされた空気中の水蒸気は水滴になって草木につくようになります。昼間はまだまだ暑さが残るものの、朝晩は冷え込み始める時期を意味する言葉が、「白露」です。2024年は9月7日が「白露」となります。
●秋分(9月22日):昼と夜の長さがほぼ同じになる日
「秋分」は「しゅうぶん」と読み、真東から太陽が昇って真西に沈み、3月の「春分」と同じく昼と夜がほぼ等しい長さとなる日のことです。この「秋分」を境とし、日の出は遅く、日の入りは早くなり、いわゆる「秋の夜長」が始まっていきます。「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」の意味も持ち、2024年は9月22日が「秋分の日」として国民の祝日に定められ、この日を中心に前後3日間をあわせた7日間が「秋のお彼岸」になります。また、「秋分の日」の食べ物として、昔からおはぎを食べる習慣もあります。
<こちらもおすすめ!>
2024年「シルバーウィーク」は?3連休は2回あり!
シルバーウィークとは、秋の大型連休(5連休以上)のこと。2024年の9月には、9月14日~16日と9月21日~23日までの3連休がありますが、シルバーウイークの5連休以上には該当しません。とはいえ、3連休が2回あるので、おでかけ計画をたてているファミリーも多いのでは。前半の3連休は「敬老の日」の日を含んでいるので、三世代でおでかけやお祝いするのも良いですね。
●次のシルバーウィークは2026年!
ちなみに現行の祝日法に従うと、2025年もシルバーウィークはなく、2026年に9月19日から23日まで5連休が予定されています。
<こちらもおすすめ!>
» シルバーウィークの由来は? 3世代おすすめのおでかけ情報も
「敬老の日」は何歳からプレゼントするの?
2024年は、9月16日が「敬老の日」となっています。この日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」として、国民の祝日と定められ、おじいちゃん、おばあちゃんへプレゼントを贈ったり、一緒に食事をするなどお祝いの習慣があります。
しかし、最近では若々しいおじいちゃん、おばあちゃんも増え、何歳からお祝いをすればいいのか、悩む声もあるようです。もちろん、「敬老の日」をお祝いする年齢に決まりはありません。60歳の還暦をきっかけとすることが多いようですが、日ごろの感謝を伝えたい気持ちがあれば、何歳でも構わないでしょう。
9月の体調管理:まだまだ暑い9月。熱中症対策を忘れずに!
夏真っ盛りの8月が終わっても、まだまだ熱中症対策に気を抜くことができません。定期的な水分補給をはじめ、気温と体温にあわせた衣類のセレクト、外出時にはこまめに日陰・屋内で休憩するなど、8月と同じように注意が必要。特に子どもは大人より暑さに弱いため、大人がしっかりとケアしてあげることが大切です。
9月の「つくる」:折紙で「音符」をつくろう
室内あそびの定番で、知育効果も高いといわれる折り紙。たくさんの折紙レシピが載っている『るるぶ 楽しく折って親子で世界一周!旅のおりがみ100』の中から、9月は“音楽の秋”にちなんで、音符の折り方をご紹介。
<本の詳細はこちら>
» るるぶ楽しく折って親子で世界一周!旅のおりがみ100(Amazon)
<こちらもおすすめ!>
9月の「学ぶ」:昆虫、星空・天体、旬の食べものなど
9月の昆虫:「スズムシ、コオロギ、キリギリス」は秋の季語!
秋に見られる昆虫の代表格は、季語にもなっているスズムシやコオロギ、キリギリスで、これらには「鳴く虫」という特徴があります。これらの虫の鳴き声はとてもにぎやかですが、どこか心地よく、秋という季節の訪れを感じさせてくれます。9月ならではの楽しみとして、子どもと一緒に秋の虫たちの声をじっくり聞くのもオススメです。
<こちらもおすすめ!>
9月の花:やさしく甘い「キンモクセイ」の香り
キンモクセイは、涼しくなってきた9月下旬から10月中旬に橙色(だいだいいろ)の小さな花を咲かせ、やさしく甘い香りを放ちます。高さは4mぐらいになり、日本では庭木や街路樹として古くから好まれているため、季節になれば街のあちこちでキンモクセイの香りを感じることができます。
●「キンモクセイ」は2度咲くことも!
「キンモクセイ」は9月に咲いて、一度散った後、10月上旬に開花することもあります。
●「キンモクセイ」は漢字で「金木犀」
「キンモクセイ」は漢字で「金木犀」と書きます。難読漢字のクイズにもよく登場しますね。子どもと一緒に覚えておくと、いつか役に立つかもしれません。
9月の月:2024年の「中秋の名月」は9月17日(火)!
「中秋(ちゅうしゅう)の名月」とは、旧暦8月15日の夜に見える月のことを指します。「中秋の名月」は毎年日付が変わり、2024年は9月17日。ぜひ親子で、一年で一番きれいと言われる月を、ぜひ親子で眺めてみましょう。るるぶKidsでは、中秋の名月の由来や、見頃の時間などを詳しく紹介しています。参考にして、子どもにも解説してあげてくださいね。
<こちらもおすすめ!>
» 【2024年】中秋の名月(十五夜)は9月17日!意味・食べ物・時間と子どもと楽しむ方法
●9月の満月は「ハーヴェストムーン」
9月の満月は、9月18日(水)。9月17日(火)の「中秋の名月」の翌日となるので、2日連続で月を楽しむことができます。9月の満月は、アメリカの農事暦では、この時期に農作物を収穫(=Harvest、ハーヴェスト)することから「ハーヴェストムーン」と呼ばれています。
9月の旬の食べ物:「梨」を美味しく保存するには?
9月にはカツオ、サンマ、カボチャなど旬となる食べ物がめじろおし。多くの果物が実りの季節を迎え、そのひとつとなる梨もスーパーや八百屋の店頭にたくさん並びます。梨は追熟しない果物で、収穫後は水分が失われていくため、購入したら常温保存でなく、冷蔵保存がポイント。梨を洗わずにペーパータオルで包んで、さらにラップで包み、ポリ袋に入れた後に冷蔵庫に保存します。2、3日に一度、ポリ袋の中身を確認して、ペーパータオルに湿り気があれば、ペーパータオルを交換し、再度、ラップに包んでポリ袋で冷蔵保存しましょう。ヘタを下にして保存すると、鮮度の劣化をおさえることができ、梨の美味しさが長持ちします。