1月の子ども歳時記(2024冬)行事やイベントは? お正月遊び、七草粥、1月の昆虫や星空、旬の食べものも

1月子ども歳時記

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1月は新しい一年の始まり。子どもたちはお正月やお年玉など、楽しみがいっぱいですね。1月は、公園の木の枝などに、カマキリの卵を見かける時期です。旬の野菜は小松菜とミカン。寒さが厳しくなりますが、家族みんなで元気に過ごしてくださいね。

目次(index)

『るるぶ』の名前の由来は、「見+食べ+遊」×「知+創+学」。『るるぶKids歳時記』では、この『るるぶ』ならではの視点で、月ごとに親子で楽しみたいこと、知っておきたいことなどをご紹介します!

1.1月の「知る」:親子で知っておきたい年中行事

1月の暦「小寒」(1/6)、「大寒」(1/20)

●厳しい寒さの始まりとなる「小寒」(1月6日)

2024年1月6日(土)は「小寒(しょうかん)」。ますます寒さが厳しくなるという意味があります。「寒の入り(かんのいり)」とも呼ばれ、この日から節分までの約一ヶ月が「寒の内(かんのうち)」になり、例年、各地で真冬らしい寒さが続きます。

●一年でもっとも寒い時期となる「大寒」(1月20日)

2024年1月20日(土)は「大寒(だいかん)」。一年でもっとも寒くなる頃で、柔道や剣道などで冬の早朝に行う「寒稽古(かんげいこ)」、新年を過ぎた季節の挨拶状である「寒中見舞い(かんちゅうみまい)」はこの時期に行われます。

1月の祝日は「元日」(1/1)と「成人の日」(1/8)

●「元日」(1月1日)

2024年1月に祝日は、2つあります。まず、1月1日(月)の「元日」。「年のはじめを祝う日」として祝日に制定されており、この日はお雑煮やおせち料理を食べたり、初詣にでかけたりする人が多いのでは。子どもたちは、お年玉をもらうのが一番の楽しみですね。

●「成人の日」(1月8日)

2024年の1月8日(月)は、「成人の日」。新成人をお祝いするために作られた祝日です。以前は毎年1月15日に設定されていましたが、平成12年から「1月の第2月曜日」に変更されました。この「成人の日」には、全国の多くの自治体で新成人を対象にした記念式典が行われます。

子どもに体験させたい昔ながらのお正月遊び

日本には、すごろく、羽根つき、お手玉など昔ながらのお正月遊びがあります。子どもたちの遊びといえばTVゲームが主流となっている昨今では、子どもたちのみならず、お正月遊びにはあまりなじみないというママパパもいるかもしれません。ですが、昔から伝承されてきたお正月遊びには、子どもの健やかな成長を願う意味が込められているんですよ。親子3世代で遊べるものも多いので、コミュニケーションを深める機会にもなります。ぜひ今年のお正月は、ご家族でお正月遊びをしてみませんか?

【親子でしたい!お正月遊び10選】
» すごろく、凧揚げ、羽根つきなど、おすすめ10選をご紹介

<お正月遊びは子どもの成長に良い面も!>

お手玉やおはじきでは、手や指先の力加減を覚えたり、けん玉で全身を使ってバランスを取ることを覚えたり、お正月遊びには子どもの成長に良い面がたくさんあります。凧揚げや羽根つきは、外で思いっきり体を動かして遊べます。親子でにぎやかに楽しみたいですね。

春の七草が入った行事食「七草粥」(1/7)

毎年、1月7日になると、七草粥(ななくさがゆ)を食べます。春の七草(はるのななくさ)と呼ばれる野菜・野草が入ったお粥で、新しい一年を健康で過ごせるように願いを込めて食べます。春の七草は「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」の7種類。小学校の授業でも学習することもあります。なずなやごぎょうなどは、道端や空き地で自生していることもあるので、子どもと一緒に春の七草を探してみてはいかがでしょうか。

【七草粥の由来や簡単レシピを紹介!】
» 七草粥はいつ食べる? 由来や春の七草の種類は?

1月の体調管理:毎日の食事で風邪予防!

冬は風邪、インフルエンザなど感染症が流行る季節。手洗いやうがい、マスクの着用といった基本的な予防対策に加えて、食事も大事です。風邪を引きおこすウイルスが侵入してくる喉、鼻の粘膜を丈夫にするビタミンAは、ニンジン、ホウレンソウ、ニラ、小松菜など緑黄色野菜に含まれています。また、キャベツ、ジャガイモ、みかん、キウイフルーツなどに含まるビタミンCは、ウイルスに対する抵抗力を高めてくれます。子どもが好きな食材も多いので、ぜひ普段の食事に取り入れてくださいね。

【2023⁻24冬の感染症対策はこちら!】
» プール熱やインフルエンザなど 症状と予防対策を解説

2.1月の「つくる」:折紙で「雪だるま」をつくろう

たくさんの折紙レシピが載っている『るるぶ 楽しく折って親子で世界一周!旅のおりがみ 100』の中から、1月は「雪だるま」を紹介。白い折り紙だけでなく、いろいろな色の折り紙を使って、カラフルな雪だるまたちを作るのもおすすめです。

【折り紙】雪だるまの作り方

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【こちらも参照!】
» おりがみ遊びがすごい!脳科学者に聞く子どもへの効果

3.1月の「学ぶ」:昆虫、星空・天体、旬の食べものなど

1月の昆虫:公園で「カマキリの卵」を探してみよう

この時期、元気に動き回る昆虫たちの姿は見られませんが、公園や草むらにある木の枝でカマキリの卵を発見することができます。カマキリの卵は「卵鞘(らんしょう)」と言い、薄い茶色のあわのような形をしていて、大きさは2~4cmくらい。この中には、なんと100~300個の卵が入っていて、4月か5月になると、たくさんのカマキリの赤ちゃんが生まれるんですよ。見つけやすい形なので、ぜひ探して見てください。

【カマキリが卵を産む時期や場所は?】
» 数百匹の赤ちゃんに感動!カマキリの卵、孵化を解説

1月の花:名前の通り、寒い季節に咲く「カンツバキ」

カンツバキは寒い時期に咲く、冬の花木としてとても貴重な存在。ツバキ科ツバキ属の常緑小高木で、濃い紅色やピンク、白など花色はさまざま。公園や街路樹、庭先などで良く見かけることができますよ。カンツバキは、漢字で書くと「寒椿」。寒い時期に咲く椿(ツバキ)であることが、名前の由来になっています。

<カンツバキの花言葉とは?>

カンツバキの花言葉は「申し分のない愛らしさ」、「愛嬌」、「謙譲」です。寒さが厳しくても開花することや、日が当たらない場所でも咲くことから、これらの花言葉がついたそうです。

1月の星空:普段、見つけにくい水星を見るチャンス(1/12)

国立天文台

太陽の一番に近くにあり、地球からはとても見つけづらい水星。2024年1月12日(金)の前後は、水星が太陽の西側にもっとも離れる「西方最大離角」となるため、日の出前、5時~6時頃の南東の低空で見つけやすくなります。この機会に、水星探しに挑戦してみましょう。水星よりも少し空の高い位置には金星があり、とても明るく輝くため、水星を探すときの目印にもなりますよ。

【冬の星空観察の記事はこちら!】
» オリオン座・冬の大三角の見つけ方、星座の神話を紹介!

1月の月:2024年最初の満月、ウルフムーン(1/26)

2024年1月の満月は、1月26日(金)。アメリカの先住民族は、満月に月ごとの名称を付けており、1月の満月は「ウルフムーン」と呼ばれています。これは、真冬に食糧がなく飢えたオオカミが遠吠えしていたことが由来だとか。1年に12回ある満月ですが、その年で最初の満月と聞くと、どこか特別な感じがしますよね。ぜひ、1月26日の夜は、親子で「ウルフムーン」を眺めてください。

1月の旬の食べ物:「小松菜」と「ミカン」

●栄養たっぷり。東京生まれの野菜「小松菜」

国立天文台

お正月に食べるお雑煮にもよく使われる小松菜は、この時期が旬です。葉の緑が濃く、葉先までピンとした状態のものが、美味しい小松菜と言われています。中国原産の野菜で、江戸時代に小松川地域(現在の東京都江戸川区周辺)で栽培されていたため、小松菜という名前が付けられました。

<小松菜は栄養たっぷり!>

β-カロテン、ビタミンK、ビタミンB群、C、カルシウム、鉄、食物繊維など、小松菜にはさまざまな栄養素が含まれています。なんと、カルシウムはホウレンソウの3倍以上! 子どもに積極的に食べさせたい食材のひとつです。

●冬の味覚の代表。子どもが大好きな「ミカン」

子どもたちが大好きなみかんも、この時期が旬となります。一年中、スーパーで見かけることができますが、5~9月頃に売られているのはハウス栽培のもの。みかんの正式名称は「温州みかん」で、中国産の柑橘類がもとになって、日本で誕生した果実です。美味しいみかんの見分け方は、皮がふかふかとしていなくて、ハリとツヤがあり、色は鮮やかなオレンジであること。甘くて美味しいミカンを選んで、たくさん食べてくださいね。

<みかんの白い筋「アルベド」にも栄養あり!>

みかんはビタミンCを豊富に含んでいるので、風邪の予防にも最適な果物です。ていねいに取ってしまいがちな白い筋の部分にも、食物繊維、ビタミンCなどしっかり栄養があります。ちなみに、白い筋にも「アルベド」という名称があるんですよ。

4.1月のおすすめイベント・スポット

最近は、クリスマスを過ぎたあとも、冬の間中イルミネーションが楽しめるスポットが多くあります。また期間限定のアイススケートリンクは、冬ならでは楽しみですね。冬休みや三連休に子どもと楽しめるイベントをまとめました。

東京の冬ベント2023-2024
冬限定!関東・東京のアイススケートリンク2023-2024
関東の冬イベント2023⁻2024
東海の冬イベント2023⁻2024
関西の冬イベント2023-2024
冬の恐竜展・恐竜イベント2023-2024