2026年のワームムーンは皆既月食と同時! 見られる日時や名前の意味、観測ポイントをわかりやすく解説!

2026年のワームムーンは皆既月食と同時! 見られる日時や名前の意味、観測ポイントをわかりやすく解説!
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ワームムーンは、3月の満月を指すアメリカ先住民の呼び名で、春の訪れを告げる美しい天体現象です。また、2026年は皆既月食が同時に見られるのも注目ポイントです。

この記事では、「ワームムーンはいつ見られるのだろう?」「なぜワームムーンと呼ばれるの?」などワームムーンについて詳しく知りたい方へ向けて、基本情報や2026年の観測情報、スピリチュアルな意味、皆既月食についても解説します。天体観測や春の夜空を親子で楽しんでみませんか?

目次(index)

ワームムーンとは?

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ワームムーンとは、3月の満月につけられた特別な名前です。ワームムーンについて重要なポイントには大きく2つあります。

  • 名前の由来
  • 英語表記と別名

それぞれ説明していきます。

名前の由来

ワームムーンの名前は「土の中から虫が出てくる時期の満月」という意味が由来です。

この名称は、北米のネイティブアメリカンが季節の変化を表すために使っていました。3月は冬の寒さが和らぎ、土の中で冬眠していた虫たちが活動を始める時期です。特にミミズなどの土の中の生き物が地上に現れることから、この時期の満月を「Worm Moon(虫の月)」と呼ぶようになりました。

またこの時期は、雪解けによって大地が現れ、新しい命が芽吹く季節でもあります。ワームムーンは自然界の再生と春の始まりを告げる大切な満月として、古くから親しまれてきたのです。

英語表記と別名

ワームムーンの英語表記は「Worm Moon」です。

ワームムーン以外にも、3月の満月には複数の呼び名があります。代表的な別名には「Crow Moon(カラスムーン)」「Crust Moon(クラストムーン)」「Sugar Moon(シュガームーン)」などがあります。

これらの名前も同じように、3月の自然現象や季節の特徴から名付けられました。例えば、Crow Moonは春になってカラスの鳴き声が聞こえ始めることに由来しています。地域によって使われる名称が違うのも、ワームムーンの面白い特徴の一つです。

2026年のワームムーンはいつ?

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2026年のワームムーンは皆既月食と重なる、とても特別な満月です。

  • 具体的な日時について
  • 見える時間と方角について

それぞれ説明していきましょう。

具体的な日時

2026年のワームムーンは3月3日(火)に見られます。

ワームムーンは毎年3月に見られる満月ですが、その日付は年によって変わります。月の満ち欠けは約29.5日の周期で繰り返されるため、満月の日も少しずつずれるからです。2026年は3月3日がちょうど満月となり、この日にワームムーンを観測できます。

3月3日はひな祭りの日でもあるため、春の行事と一緒にワームムーンを楽しめるでしょう。

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見える時間と方角

月は東の空から昇り、南を通って西に沈みます。

3月の夕方なら、東から南東の方角を見上げると月を見つけられます。月の出の時刻は地域によって少し違いますが、だいたい夕方6時ごろから東の空に月が昇り始めます。夜中の12時ごろに南の空で最も高くなり、明け方には西の空に沈んでいきます。
晴れた夜なら、明るく輝くワームムーンをゆっくりと楽しめますよ。

2026年のワームムーンと皆既月食

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2026年のワームムーンは皆既月食と同時に起こる、とても珍しい天文現象です。2026年のワームムーンと皆既月食について知っておきたいことには大きく2つあります。

  • 皆既月食とは?
  • 2026年3月3日の皆既月食の詳細

それぞれ説明していきましょう。

皆既月食とは?

皆既月食とは、地球の影に月が完全に隠れる現象のことです。

太陽・地球・月の順番で一直線に並んだとき、地球が太陽の光をさえぎって、その影が宇宙空間に伸びます。月がこの地球の影にすっぽりと入ると、普段明るく輝いている満月が暗くなったり、赤銅色に見えたりします。これが皆既月食です。
皆既月食中に月が紅く輝くこの現象は「ブラッドムーン」と呼ばれ、古代から不吉な兆しや変化の前兆とも考えられてきました。

なお、月が太陽を隠す現象は「日食」と呼ばれ、月食とは別の現象です。月食は必ず満月の夜に起こり、地球上のどこからでも同時に観測できるのが特徴です。皆既月食は数年に一度しか起こらない貴重な天文現象なのです。

2026年3月3日の皆既月食の詳細

2026年3月3日の皆既月食は、日本全国で夕方から深夜にかけて本影食の全過程が見られます。

皆既月食のスケジュールは、部分食開始が18時50分、皆既食開始が20時05分、食の最大が20時34分となります。月が最も暗くなるのは20時34分ごろで、この時間帯に赤銅色に輝く幻想的なワームムーンを見られます。

皆既食終了は21時03分、部分食終了は22時17分です。約3時間半かけてゆっくりと進む月食の様子を、日本全国どこからでも観測できます。普通のワームムーンとは全く違う、神秘的な赤い月を見られる特別な夜になるでしょう。

参考:国立天文台|令和 8年(2026) 暦要項

ワームムーンの観測方法

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ワームムーンは肉眼でも美しく観測できる満月です。ただし、より楽しく観測するためには、適切な場所選びや準備が大切になります。ワームムーンの観測で重要なポイントには大きく3つあります。

  • 最適な観測場所について
  • 観測のコツについて
  • 写真撮影方法について

それぞれ説明していきましょう。

最適な観測場所

ワームムーンの観測には「空が開けた場所」を選ぶことが一番大切です。

満月は十分に明るいので市街地でも観測できますが、より美しい月を見るなら街明かりの少ない場所がおすすめです。公園や河川敷、海岸などの開けた場所なら、月の昇る東の空から沈む西の空まで長時間観測できます。また、山や丘の上などの高い場所も、さえぎるものがなくて観測に適しています。

2026年のワームムーンは皆既月食と重なるため、普段よりも暗くなります。できるだけ街明かりの影響が少ない場所を選ぶと、赤銅色に輝く特別なワームムーンをより美しく見ることができるでしょう。

観測のコツ

ワームムーンの観測でまず大切なのは「事前の天気予報チェック」です。

曇りや雨の日は月が見えないため、観測予定日の天気を必ず確認しましょう。また、月は東から昇って西に沈むので、観測場所から東の空が見渡せるかどうかも重要です。月の出の時刻は地域によって少しずつ違うため、お住まいの地域の月の出時刻を調べておくことをおすすめします。

寒い3月の夜なので、防寒対策も忘れずに準備してください。とくに2026年は約3時間半の長時間観測になるため、温かい飲み物や毛布があると安心です。肉眼でも十分楽しめますが、双眼鏡があるとより詳しく月の表面を観察できます。

月の出時刻を調べるためにこちらのサイトをご確認ください。

» 国立天文台|各地のこよみ

写真撮影方法

ワームムーンの撮影には「三脚を使った固定撮影」がおすすめです。

スマートフォンでも撮影できますが、きれいに撮るなら夜景モードや月撮影モードを使いましょう。手ぶれを防ぐため、必ず三脚やスマートフォンスタンドで固定することが大切です。また、タイマー機能を使うか、リモートシャッターを利用すると、シャッターを押すときの振動も防げます。

2026年のワームムーンは皆既月食で月の明るさが変化するため、撮影設定もこまめに調整する必要があります。明るい満月のときと赤銅色になったときでは、カメラの設定を変えながら撮影すると、月食の変化を記録できます。連続撮影機能を使えば、月の変化を一枚の写真にまとめることもできるでしょう。

ワームムーンのスピリチュアル

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ワームムーンには「新しい始まり」や「成長」といったスピリチュアルな意味があるといわれています。

ワームムーンは春の目覚めという意味を持つ3月の満月で、「新たなスタートを切りたい」「新しい人間関係の構築」という願い事がおすすめとされています。これは、冬眠していた虫たちが土の中から出てくる時期にちなんでいるためです。

中国の故事や日本の神話でも、芋虫がチョウに変身することは生まれ変わりや成長の象徴として描かれています。ワームムーンも同じように、これまでの自分から新しい自分に変わる「変化の時期」を表しているとされています。春は新学期や新生活が始まる季節でもあるため、ワームムーンを見ながら新しいことにチャレンジする気持ちを高めるのもよいでしょう。

ワームムーンと一緒に楽しめる天体現象

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ワームムーンが見える3月の夜空では、月以外にもたくさんの美しい星や星座を楽しめます。

3月は動物の星座をたくさん観察できるシーズンです。おおいぬ、こいぬ、おうし、こぐま、きりんなど、賑やかな動物たちの星座を見つけられます。3月中旬は20時ごろ、下旬は19時ごろ夜空を見上げると、動物星座を探しやすい時間帯です。

また、3月は一等星が10個も輝いているのもポイントです。しし座のレグルス、おとめ座のスピカ、うしかい座のアークトゥルス、おおいぬ座のシリウスなど、空を彩る星々を見つけられます。3月の満月の夜、月はしし座からおとめ座へと移動し、レグルスとスピカという明るい星と並びます。

ワームムーンを観測しながら、周りにある美しい星座や明るい星々も一緒に楽しんでみてください。月の明かりで少し見えにくくなりますが、とくに明るい一等星なら月の近くでもよく見えます。

2026年の満月カレンダー

2026年の満月の予定を表にまとめました。
2026年は1月3日(土)19時3分頃に最初の満月であるウルフムーンを迎えます。5月は珍しく満月が2回ある月になり、このような月を「ブルームーン」と呼ぶこともあります。

日付 満月の名前
1月3日(土) ウルフムーン
2月2日(月) スノームーン
3月3日(火) ワームムーン
4月2日(木) ピンクムーン
5月2日(土) フラワームーン
5月31日(日) フラワームーン
6月30日(火) ストロベリームーン
7月29日(水) バックムーン
8月28日(金) スタージョンムーン
9月27日(日) ハーベストムーン
10月26日(月) ハンターズムーン
11月24日(火) ビーバームーン
12月24日(木) コールドムーン

参考:» 国立天文台|令和8年カレンダー

まとめ|2026年のワームムーンを楽しもう

2026年のワームムーンは3月3日(火)に見られる、春の訪れを告げる特別な満月です。

ワームムーンという名前は、土の中から虫たちが出てくる時期にちなんで、ネイティブアメリカンが名付けました。2026年は皆既月食と重なるため、赤銅色に輝く神秘的な満月も観測できる貴重な年となります。

観測する際は、空の開けた場所を選んで防寒対策を忘れずに準備しましょう。また、ワームムーンと一緒に春の星座や明るい一等星も楽しめます。新しい始まりを象徴するワームムーンを見ながら、新学期や新生活への気持ちを高めてみてはいかがでしょうか。

2026年3月3日の夜は、家族みんなでワームムーンと皆既月食の両方を楽しんでください。