マクセル アクアパーク品川（東京都）のマンタやノコギリエイが刺激的

知的好奇心がすくすく育つ学びスポット！
品川駅から徒歩約2分というアクセスのよさは首都圏の水族館でも一番で、子ども連れにはかなり高ポイント。展示も、日本でも珍しいマンタやノコギリエイがいる「ワンダーチューブ」で、これまで見たことのない大きくてユニークな生きものに出会えます。ほかにも、クラゲ展示の「ジェリーフィッシュランブル」や、カワウソなどがいる「ワイルドストリート」など見どころ満載。「ドルフィンパフォーマンス」や「ミニパフォーマンス」といった人気の動物たちによるパフォーマンスも楽しめますよ。

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子どもの知的好奇心は身近な“学びスポット”で育む！

子どもの脳の発達の原動力となり、将来の可能性を広げてくれるのが知的好奇心。その知的好奇心を育むスポットは東京周辺にたくさんあります。脳医学者の瀧 靖之（たき やすゆき）先生、そして宇宙・動物・昆虫・アートなどの各テーマの“達人”たちと選んだ東京周辺にある “学びスポット”を紹介します。どこも、「知るのが楽しい！面白い！」と思わせてくれる、工夫にあふれた施設ばかり。コロナ禍が続くいまだからこそ輝く身近な“学びスポット”へ出かけてみませんか。

知的好奇心で培われる、8つの“育つ力“

子どもの知的好奇心を刺激することで培われる力を、瀧 靖之先生が８つ選定。「洞察力」「思考力」「想像力」「発想力」「思いやり」など、施設ごとに“育つ力”を付記しました。

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マクセル アクアパーク品川で育つ子どもの力

知的好奇心が育つと、子どものどんな力が伸びるのかをチェック！ マクセル アクアパーク品川では、とくにどんなところが子どもの好奇心をくすぐるのか見てみましょう。

■佐々木さんコメント

「ワンダーチューブ」のマンタとノコギリエイは必見です。頭上を泳ぐ、エイの“裏の顔”や、たまに見られるマンタの宙返りなどに注目。単独でなく、みんなが同じ水槽内で泳ぎ回っている様子や、ひと休みしている姿など、さまざまな表情が観察できて興味深いです。

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マクセル アクアパーク品川ってこんなところ！

ここが入場口。近いのは品川駅の高輪口です

「マクセル アクアパーク品川」は、都市型水族館の代表格です。音・光・技術と生きものたちが融合した展示とパフォーマンスにこだわり、まさに“最先端の水族館”というイメージです。館内は、トンネル型水槽の「ワンダーチューブ」をはじめ「ワイルドストリート」や「リトルパラダイス」など、2フロアに11のゾーンがあります。「ザ スタジアム」で開催されるイルカのパフォーマンスも圧巻です。ほかにも「ミニパフォーマンス」や「フィーディングタイム」といったイベントプログラムもあります（新型コロナ感染予防のため中止の場合があります）。首都高速五反田出口から車で約10分、JR・京急線品川駅から徒歩約2分です。

所要：2時間
おすすめの年齢：5歳～

＜施設データ＞

• 子ども用トイレ：✕
• おむつ替え：〇
• 授乳室：〇
• ベビーカー利用：〇
• ベビーカー貸出：✕
• コインロッカー：〇
• 館内飲食店：〇
• 館内売店：〇

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おすすめのアクセス方法は？

公共交通機関なら、最寄り駅はJR・京急線の品川駅で、高輪口から徒歩約2分です。高輪口を出たら横断歩道を渡り「ウイング高輪」に入り「Nタワー」右の「いちょう坂」を上ると入場口が見えます。
車の場合は、首都高速中央環状線五反田出口から山手通りと桜田通りを経由して約3km約10分です。駐車場は品川プリンスホテルの駐車場を利用できますが、台数に限りがあるため、電車を使うのがおすすめです。

おすすめの遊び方＆過ごし方

「ドルフィンパフォーマンス」をはじめとすとするイベントプログラムの時間をチェックしたら、そこに時間を合わせて、あとは順路に沿って、ゆっくり見学しましょう。特に「ワンダーチューブ」はじっくり、あるいは何度も訪れたいゾーンです。施設自体は比較的コンパクトなので、お気に入りの場所があれば再度行ってみるのもいいでしょう（施設が広い場合は、子ども連れだと難しい場合があります）。

マクセル アクアパーク品川 館内マップ

入口がある1階が「グラウンドフロア」、2階が「アッパーフロア」です

マンタやノコギリエイ！「ワンダーチューブ」の15種のエイを比べると興味深い

2階「アッパーフロア」にある「ワンダーチューブ」。ここには、東日本ではこの水族館でしか会えないナンヨウマンタや、世界唯一の展示であるドワーフソーフィッシュなど、全部で15種のエイなどが泳いでいます。一番目を引くのが、エイたちの“裏の顔”。顔のように見えるお腹の面ですが、目に見える部分、実は鼻孔なんです。

天井からは自然光が差し込み、まるで海中散歩をしている感覚で楽しめます

ナンヨウマンタ

日本で、沖縄美ら海水族館とマクセル アクアパーク品川だけにしかいないナンヨウマンタ。頭上に現れると、まず、その大きさに圧倒されます。名前は「カイト」。好奇心旺盛で、ダイバーが潜ると、近づいて宙返りする姿が見られることもあります。

体盤の幅は約2ｍ50cm、体重は約200kgあるというナンヨウマンタの「カイト」

マンタの背中にはハートのような白い模様があります

ダイバーが水槽に入ったらナンヨウマンタが近づいてきますよ

ナンヨウマンタの大きさがよく分かるショット。小さいのはウシバナトビエイです

ノコギリエイ

カラダの形が特徴的な3種のノコギリエイが見られます。ドワーフソーフィッシュは世界唯一の展示、それより少し大きく尾ビレがくの字になっているのがラージトゥースソーフィッシュ、もっともカラダが大きいのがグリーンソーフィッシュです。頭部にノコギリ状の吻（ふん）を持つエイをノコギリエイといい“ソーフィッシュ”＝“ノコギリエイ”の意味です。

ノコギリエイのノコギリの歯は、ウロコが進化したものといわれています

これがノコギリエイの“表の顔”（？）です。目は表にあります

上がグリーンソーフィッシュ、下がドワーフソーフィッシュ。わかりやすい違いは大きさです

これはグリーンソーフィッシュで、別名“ロング”コウムソーフィッシュといいます。大きなノコギリエイで最大7ｍにもなります

こちらがドワーフソーフィッシュ。“ドワーフ”＝“小さな”という意味で、世界的にも珍しい種類です

サカタザメ

ちょっと怒ったような“裏の顔”が印象的なシノノメサカタザメや、その名のとおりとんがっているトンガリサカタザメも「ワンダーチューブ」で見られます。“サメ”と名前に入っていますが、実は“エイ”の仲間です。

丸っこい頭部が特徴のシノノメサカタザメの“裏の顔”

こちらがシノノメサカタザメの“表の顔”

本当に人の顔のように見えるトンガリサカタザメ

●ワンダーチューブのフィーディングタイム

• 【実施】ワンダーチューブ
• 【料金】入場券でOK（予約不要）
  ※2022年3月現在休止中。再開は公式サイトで確認を

ノコギリエイやマンタに、飼育スタッフがごはんをあげながら生態などを解説してくれます

「ザ スタジアム」で開催する「ドルフィンパフォーマンス」が圧巻

直径約25ｍの円形プールでイルカたちのパフォーマンスが堪能できます。「ドルフィンパフォーマンス」には、デイバージョンとナイトバージョンがあり、季節ごとや昼夜で演出が変わるので、どちらも見たいところです。

●ドルフィンパフォーマンス

• 【実施】1日4～5回（所要時間約15分）※時期により異なる
• 【場所】ザ スタジアム
• 【料金】入場券でOK（予約不要）

自然光と水の演出があいまった光あふれる舞台でイルカたちがダイナミックに躍動

美しいライティングも魅力的なナイトバージョン

「ザ スタジアム」は、360度どこからでも見られる2000名規模の円形会場

パフォーマンス以外にも、飼育スタッフとのコミュニケーションなどにも注目

美しく神秘的なクラゲの世界「ジェリーフィッシュランブル」

クラゲの展示エリア「ジェリーフィッシュランブル」は神秘的で美しく、その世界にすいこまれそうです。広い空間に円柱水槽などがズラリと並び、季節や時間で変わる照明・音楽によって、クラゲたちの魅力を引き出しています。

天井と両壁が鏡面になっており、空間内に無数の光が広がり神秘的

ブルーやホワイト、レッド、イエローなど、さまざまなライティングでクラゲを彩ります

真正面の水槽にいたのはインドネシアシーネットル。そのほかの円柱水槽には、ミズクラゲやカラージェリーなどが展示されています

アザラシやカワウソなどの人気者に出会える「ワイルドストリート」でお気に入りを発見

「ワイルドストリート」では水族館定番の人気者に出会えます。一番手前の水槽にはアオウミガメやメガネモチノウオ、フグの仲間などがおり、その先にミナミアメリカオットセイ、コツメカワウソ、ゴマフアザラシ、ペンギンたちが暮らしています。

つぶらな瞳が可愛らしいゴマフアザラシの「ゆうみ」

近年、人気が高いコツメカワウソ。オスの「たいよう」とメスの「みつば」が暮らしています

陸上や水辺、ハンモックが設置されたスペースなどを動き回るカワウソの様子が見られることも

ミナミアメリカオットセイは「ミニパフォーマンス」でも大活躍

●ミニパフォーマンス

• 【場所】フレンドリースクエア
• 【料金】入場券でOK（予約不要）
  ※2022年3月現在休止中。再開は公式サイトで確認を

カワウソやオットセイが、屋外の「フレンドリースクエア」でパフォーマンスを披露

●ペンギンのフィーディングタイム

• 【場所】ワイルドストリート
• 【料金】入場券でOK（予約不要）
  ※2022年3月現在休止中。再開は公式サイトで確認を

ペンギンたちのごはんの様子や飼育スタッフによる生態解説が楽しめます。ちなみに、ペンギンはオウサマペンギン・ケープペンギン・ジェンツーペンギン・キタイワトビペンギンの4種

こちらのエリアもCheck！

ほかにも、子どもたちに見てほしいエリアがいっぱい。2階の「リトルパラダイス」「アクアジャングル」、1階の「パークエントランス」「マジカルグラウンド」の注目ポイントを紹介しましょう。「マジカルグラウンド」には2種のアトラクションもあります。

●リトルパラダイス

人気のカクレクマノミやチンアナゴなどがいる「リトルパラダイス」。テーマごとに展示生物が変わる9つの水槽群もあります

ほかのサメより、のんびりゆったりしているトラフザメを見ることができます

●アクアジャングル

「アクアジャングル」のピラルクやシルバーアロワナが泳ぐ水槽

世界のジャングルを凝縮したゾーン。グリーンイグアナやピラニアなど、見た目のインパクトがある生きものが並んでいます

●パークエントランス

入場ゲートを通過して最初のエリアです。魚たちと映像が美しいウエルカムスペース。季節ごとに展示と演出が変わります

●マジカルグラウンド

四季折々の映像と生きものが調和する展示空間、イマーシブエリア「パターンズ」。季節により展示内容が変わります

「マジカルグラウンド」にあるアトラクション「ポート・オブ・パイレーツ」は、海賊船をモチーフにした振り子型の乗り物。1回500円（入場とは別料金、身長120cm未満利用不可）

「ドルフィンパーティー」は、海の生きものたちを象ったメリーゴーラウンド。1回500円（入場とは別料金、6歳未満要付添、付添有料）

マクセル アクアパーク品川ならではの体験にトライ！

「マクセル アクアパーク品川」には、生きものたちをより間近に見られる有料のイベントプログラムもあります。いずれも平日限定の開催で組数限定、WEBで事前予約が必要です（新型コロナ感染予防のため2022年3月現在休止中。再開は公式サイトで確認を）。

●ワンダートークガイド

• 【定員】1組（1組5名まで）
• 【料金】1組2000円（要WEB事前予約）

飼育スタッフの解説を聞きながら水族館の裏側をめぐるガイドツアー

●イルカにタッチ

• 【場所】ザ スタジアム
• 【定員】各回10組（1組4名まで）
• 【料金】1名800円（要WEB事前予約）

イルカにさわることができるプログラム

●カピバラにごはん

• 【場所】アクアジャングル
• 【定員】各回8名
• 【料金】1名300円（要WEB事前予約）

「アクアジャングル」の奥にあるカピバラの展示室に入って、ごはんをあげられます

子連れにおすすめ！ 館内の立ち寄りスポット

館内にあるカフェ

館内にはレストランはありません。ドリンクや軽食は「コーラルカフェバー」と「ザ スタジアム内売店」で購入できます。

●コーラルカフェバー

• 【場所】1階「マジカルグラウンド」の隣
• 【営業時間】マクセル アクアパーク品川に準ずる

「コーラルカフェバー」では、発光サンゴや円柱水槽を眺めながら飲食を楽しめる。ドリンクやイベント限定メニューなどを提供

館内にあるショップ

館内には「アクアショップ ルーチェ」があります。ノコギリエイやマンタ、カワウソなどのオリジナリティあふれるぬいぐるみなどが人気です。

●アクアショップ ルーチェ

• 【場所】2階の出口近く
• 【営業時間】マクセル アクアパーク品川に準ずる

ショップの入口あたり。ぬいぐるみがズラリと並んでいます

ノコギリエイぬいぐるみS1730円、L4280円

上から、品川合皮ナンヨウマンタS2040円、品川マンタ2750円、品川合皮ナンヨウマンタL5090円

手前は、品川コツメのおうち、品川アザラシのおうち各3060円。奥は、品川もっちりイルカM2550円、L3360円

小さい子ども連れファミリーに嬉しい、施設や設備

ベビーサービスとしては、入口付近にベビーカー置き場がありますが、館内各所にスロープやエレベーターがあるので、ベビーカーを押しての見学も大丈夫。授乳室は「ザ スタジアム」にあり、館内トイレなどにおむつ交換台を計6台設置しています。

女性のみが入室できる「ザ スタジアム」の授乳室

ミルクを作るためのお湯や離乳食を温める電子レンジも完備

大人向けの水族館というイメージがありますが、駅から近く、館内にスロープも多いので、子ども連れにもやさしいスポットだと思います。子どもたちにぜひ注目してほしいのは、マンタとノコギリエイ。『るるぶKids』に、こんな記事（マンタの記事、ノコギリエイの記事）もありますので、お父さん・お母さん、子どもたちの知的好奇心を刺激してあげながら、一緒に学んでみましょう。

●掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。おでかけ前に各スポットへご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

『るるぶKids こどもの知的好奇心がすくすく育つ学びスポット 東京周辺』

子どもたちの知的好奇心を刺激してくれる“学びスポット”全89施設をピックアップ。図鑑などでもお馴染みの「恐竜」「動物」「昆虫」「宇宙」「乗り物」、そして日常の延長として親子のコミュニケーションを楽しめる「アート」「絵本・アニメ」「にほんの歴史」を加えた8テーマに分けて紹介しています。

監修者である脳医学者の瀧 靖之先生、そして各テーマの“達人”たちと選んだ“学びスポット”は、どこも子ども心をくすぐる工夫にあふれた施設ばかり。また巻頭には、瀧 靖之先生による「知的好奇心の伸ばし方」も収録していますよ。

子どもの成長にとって大事な知的好奇心を育てるスポットの数々。本書を参考に家族でおでかけしてみませんか。

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