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SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」を小学生向けに解説!私たちにできることは?

【SDGs17の目標を解説】目標⑪「住み続けられるまちづくりを」

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SDGs17の目標11「住み続けられるまちづくりを」について、子どもにもわかりやすく簡単に説明します。都会と田舎、どちらに住む?都市部と地方の大きい格差、解決策は?日本と世界の現状や、課題となっている点、私たちにできる取り組みとはどんなものがあるでしょう?一緒に考えてみましょう!

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SDGs17の目標を解説
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目次(index)

※この記事は、『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!SDGs』から抜粋して作成しています。

※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

都会と田舎どちらに住む?

どんどん都会に住む人が増えていく?

現在、世界の半分くらいの人が都市部でくらしているよ。2050年にはさらに増えて、約7割の人が都市部でくらすようになるんだって。
だけど、人が多くなれば問題も増える。住宅不足による家賃の高騰、排気ガスによる大気汚染、スラム街形成による犯罪の増加。それから、人が多い場所は災害時に混乱がとてもおきやすいんだ。

都市部の4人に1人がスラムのような場所で生活

都市部にありながら、経済的、環境的に劣った治安の悪い地域がスラム。裕福な人は便利な地域に住み、それ以外の地域に貧しい人たちが住むことで形成されるよ。

日本でも、都市部と地方の格差が大きい

東京にばかり人やモノが集まっている

一極集中のデータ/【SDGs17の目標を解説】目標⑪「住み続けられるまちづくりを」

(出典)総務省、文部科学省の統計をもとに作成

日本の人口や大学は4分の1以上が東京圏(東京、千葉、神奈川、埼玉)に集まっているよ。学生にいたっては、4割が東京圏にいるというデータがあるよ。都会は人が多くなって問題が増える一方で、田舎は若い人が減り、高齢化が進むという問題があるんだ。

田舎が便利になれば一極集中は止まるかも

スーパーシティ構想の図/【SDGs17の目標を解説】目標⑪「住み続けられるまちづくりを」

インターネットなどの技術を活用して、くらしやすさを向上させていければ、便利さを求めて東京にばかり人が集まるといった状況を改善できるかもしれないね。都市部だけでなく、田舎もまちのあり方を見直していく必要がある。若い人、高齢者、障がいがある人。どんな人も安全で快適にくらせることがこれから大事になっていきそうだね。

目標11のために子どもができる取り組みは?

目標11の課題を解決するために子どもでもできること、おうちの人といっしょに始められそうなことを紹介するよ。

住んでいるまちの魅力や問題を調べてみよう

まちは安全かつきれいに整備されているかな?避難場所になりそうな建物や公園は近くにあるかな?何気なく住んでいるまちについて、どんな魅力があるか、どこを改善したらいいか考えてみて。

まちのハザードマップや安全マップを見てみよう

自分が住んでいるまちのハザードマップを見たことがあるかな?災害があったとき、どの地域が危ないか、どうやって避難すればいいかがわかるよ。万が一に備えて知っておこう。

<もっと知りたい!>

ハザードマップは、川の氾らんや堤防の決壊など、水の被害を食い止めるため、浸水が予測される場所や避難場所を、誰が見てもわかりやすいように示した地図のことだよ。

自分のまちが未来都市かどうか調べよう

SDGs未来都市として、どこが選ばれているか見てみよう。自分のまちはどうかな?そのまちがSDGsのためにどんな取り組みを行っているのか調べてみるのもおもしろいよ。

<もっと知りたい!>

SDGs未来都市は、内閣府が選ぶ「SDGs達成のために積極的に取り組む都市」だよ。すぐれた取り組みを行う都市が毎年30件ほど認定されるんだ。

<こんなキーワードも調べてみよう>

目標11と国連が定める169のターゲット

SDGsの17の目標には、それぞれ細かいターゲットが設定されていて、合わせて169になるよ。各目標を実現するための具体策にはどんなものがあるか、目を通してみよう。

目標11「包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する」のターゲット

  • 11.1 2030年までに、すべての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。
  • 11.2 2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。
  • 11.3 2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
  • 11.4 世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する。
  • 11.5 2030年までに、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。
  • 11.6 2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。
  • 11.7 2030年までに、女性、子ども、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。

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