【SDGs17の目標を解説】目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」パートナーシップって?私たちにできることは?

【SDGs17の目標を解説】目標⑰「パートナーシップで目標を達成しよう」

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SDGsとは、地球をよくするために「2030年までにやるべき」と決めた世界共通の17の約束ごと。2030年、自分や自分の大切な家族は何歳になっているかな? 未来に安心して暮らせる地球にするためには、SDGsを「自分ごと」として考えていくことがとても大切。ひとつひとつの目標を知って、自分ができることを考えてみよう。

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SDGs17の目標を解説
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目次(index)

※この記事は、『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!SDGs』から抜粋して作成しています。

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パートナーシップって?

国際協力が必要なのに、そのためのお金がない?

2020年のODA額【SDGs17の目標を解説】目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」

(出展)国連「SDGs報告2021」

世界の4分の3をしめる開発途上国が発展するためには、多くのお金が必要。そのために、先進国が途上国にお金を援助する、お金の代わりに技術を提供する。これがODA(政府開発援助)の仕組み。とくに開発が遅れている国では、ODAが最大の資金源。だけど、なかなか目標額に到達しなくで、途上国の開発も伸び悩んでいるよ。
2020年には、世界のODAの総額は1610億ドルに。これは過去最大の額なのに、援助国の国民総所得に置き換えるとわずか0.32%。目標の0.7%にはまだまだ届いていないんだ。

<もっと知りたい!>

協力や協力関係を意味するパートナーシップ。1人では解決できなくても、多くの人が力を合わせれば達成できることがある。SDGsにパートナーシップは不可欠なんだ。

SDGs達成のためのデータが不足している

ユニセフによると、2018年時点で、SDGs達成のためのデータが不足している国があるよ。つまり、どんな状況にあって何が必要かも調べられていないから、対策を考えることもできないんだ。

日本は、国際問題への理解が不十分?

国別SDGs認知率【SDGs17の目標を解説】目標⑰「パートナーシップで目標を達成しよう」

(出典)世界経済フォ-ラム「SDGsの認知率調査(2019年)」のデータを加筆修正

日本は、ほかの国に比べると圧倒的にSDGsを知っている人が少ない国。世界経済フォーラムの「SDGsの認知率調査(2019年)」で、日本は対象国の28カ国中、最下位。「SDGsのなじみが最もない国」と方向されているよ。日本でも認知度は上がっているけれど、世界のなかではとても遅れているんだ。SDGsを知らなければ、世界や日本にどんな問題があるのかもわからず、解決のための行動をおこすこともできないよ。

SDGsの目標は全部で17。幅広い分野にわたっていて、国家レベル、世界レベルで取り組むべきことがたくさんあるよ。そのためには国だけでなく、地域・学校・家庭、そしてひとりひとりがSDGsを担うつもりでいることが大事なんだ。みんなが行動できれば気持ちいい世の中になるね。

どんなアクションが目標達成につながる?

小さなことでもSDGsにつながることを知っておこう

SDGsの問題をあまり大きくとらえないで、ひとりひとりができることもあると理解しておこう。ゴミをポイ捨てしない、ごはんを食べ切る。その心がけだけでも、大きな一歩だよ。

近くの人とSDGsについて話し合ってみよう

おうちの人はSDGsを知っているかな?先生や友達はどうだろう?知らない人に教えてあげる。知っている人に教えてもらう。みんなでSDGsについて話し合えたら素敵だね。

テレビやネットニュースをSDGsの視点で見てみる

紛争のニュース、子ども食堂の話、政治や選挙。SDGsを知ると、世の中のニュースの見方も変わるよ。ニュースや話題の内容がどの目標と関係しているか改めて考えてみよう。

<こんなキーワードも調べてみよう>

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