【SDGs17の目標を解説】目標1「貧困をなくそう」貧困ってどういうこと?私たちにできることは?

SDGs1:貧困をなくそう

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SDGsとは、地球をよくするために「2030年までにやるべき」と決めた世界共通の17の約束ごと。2030年、自分や自分の大切な家族は何歳になっているかな? 未来に安心して暮らせる地球にするためには、SDGsを「自分ごと」として考えていくことがとても大切。ひとつひとつの目標を知って、自分ができることを考えてみよう。

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SDGs17の目標を解説
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目次(index)

※この記事は、『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!SDGs』から抜粋して作成しています。

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目標1「貧困をなくそう」貧困ってどういうこと?

1日200円未満の生活を、想像してみよう

世界の児童労働者の数と割合(2021年発表)/SDGs_1:貧困をなくそう

(出展)ILO、UNICEFの「児童労働:2020年の世界推測~傾向と今後の課題~」

開発途上国にお金を支援する「世界銀行」は、一日1.9ドル(約200円)未満の生活を「きわめて貧しい」と定めているよ。お金がないと、食べ物や飲み物を手に入れることも、安全で衛生的な家に住むこともできない。具合が悪くても治療を受けられず、教育も受けられない。貧困は、さまざまな悪いことにつながるんだ。

子どもでも働かなきゃいけない国がある

地域別の貧困層の割合(2015年)/SDGs_1:貧困をなくそう

(出展)世界銀行のグラフを加筆修正

世界の貧困層の半分以上が、サハラ(アフリカ北部の砂漠のこと)以南のアフリカに集中しているよ。そのほか、南アジアのインドやバングラデシュも深刻な貧困に悩んでいる人が多くいるよ。貧しい国では、子どもまで働かせなければ生きていくこともできず、児童労働が問題になっているんだ。カカオが何に使われるかも知らずに、毎日カカオを収穫する仕事をしている子どももいるよ。

日本でも、貧困はひとごとではない

日本の子どもの貧困率/SDGs_1:貧困をなくそう

(出展)OECDの統計(子どもの貧困率、2018年)

実は、日本の子どもの7人に1人が貧困。家族の収入が少なくて、満足にごはんを食べられない、勉強をしたくても進学できない状況にあるんだ。とくに、ひとり親の世帯では貧困になりやすいんだ。

どんなアクションが目標解決につながる?

おうちの人とフードドライブをしてみよう

家にある未使用の食品・食材を、フードバンク団体や地域の施設・団体などに寄付する活動をフードドライブというよ。多くの自治体や団体で行われているんだ。

<しらべてみよう>

コンビニエンスストアのファミリーマートでは、余った食品を店舗で受け付けて、必要な人に届ける取り組みを行っているよ。どこの店舗で受け付けているかホームページで調べてみよう。

»ファミマ フードドライブ

読み終わった本を友達同士で交換してみよう

大事な知識を教えてくれる本。もう読まない本があれば、友達と交換するのもいいアイデアだよ。不要な本を回収している施設への寄付もおすすめ。

世界の子どもたちの状況を調べてみよう

きわめて貧しいくらしがどういうものか、興味をもつことも大切。いろいろなウェブサイトに現状がまとめられているので、身近に感じられるはずだよ。

<こんなキーワードも調べてみよう>

  • 子ども食堂
  • UNICEF(ユニセフ 国際連合児童基金)
  • 毎年11月20日「世界子どもの日」

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