SDGsとは、地球をよくするために「2030年までにやるべき」と決めた世界共通の17の約束ごと。2030年、自分や自分の大切な家族は何歳になっているかな? 未来に安心して暮らせる地球にするためには、SDGsを「自分ごと」として考えていくことがとても大切。ひとつひとつの目標を知って、自分ができることを考えてみよう。
SDGs17の目標を解説
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※この記事は、『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!SDGs』から抜粋して作成しています。
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目標3「すべての人に健康と福祉を」健康は当たり前?
6秒に1人、子どもが命を落としている
(出展)UNICEFのデータ(2017)
途上国では、1年間に520万人(6秒に1人)が感染症や伝染病で5歳になる前に亡くなっているよ。3割が、肺炎や下痢、マラリアで命を落としているんだ。日本なら助かる病気でも、医療サービスや衛生的な環境がないために亡くなることが多いから環境を整えていかないといけないね。
毎日810人のお母さんが亡くなっている
(出展)WHO、UNICEF、UNFPA、世界銀行発表の「妊産婦死亡の動向:2000~2017」
子どもたちだけでなく、妊娠中や出産のときに亡くなるお母さんが多いことも問題の1つ。医療が普及していない貧しい国を中心に、妊娠と出産に関する原因で年間29万5000人が亡くなっているよ。死亡率の高い10カ国だけで、その6割をしめているんだ。
日本は、高度な医療で世界一長生き
平均寿命はどんどん延びる?
(出展)厚生労働省「平成28年簡易生命表」「第11回健康日本21(第2次)推進委員会」資料(平成28年)
医療が進化して日本人の寿命は延びたけど、健康寿命が、男性は約9年、女性は約12年も平均寿命より短いよ。つまり、9~12年は支援や介護が必要になるということなんだ。
亡くなる原因の半分が三大生活習慣病
(出展)厚生労働省「令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
亡くなる原因は、日々のよくない習慣が関係すると考えられる病気が多く、死因の1位はがん、2位は心疾患(心臓病)、4位は脳血管疾患。これらは三大生活習慣病といわれ、死因の半分をしめているよ。生活習慣病の原因は、かたよった食生活や運動不足、不規則な生活リズムなどによっておこるんだ。早寝早起きして、野菜や肉をバランスよく食べる。少し気を付けるだけで健康的な生活に近づけるよ。
どんなアクションが目標達成につながる?
手洗い、うがい、マスクを当たり前に
手洗い・うがい・マスクは、自分で病気を予防できる手段。新型コロナウイルス感染症によって、その大切さが見直されたよ。今日からできるアクションだね。
ワクチン募金をしてみよう
先進国では当たり前のワクチンが、途上国では受けられないことも。途上国の子供たちにワクチンを届けるための活動をしている団体に、お金や物資を寄付するのも大きな支援だね。
<しらべてみよう>
書き損じたはがきや未使用はがき、切手を送ると、ワクチンに換えて途上国へ贈ってくれる団体。集めたペットボトルのキャップも受け付けているよ。
» 世界の子どもにワクチンを 日本委員会
ヘアドネーションをしてみよう
病気や事故のせいで髪を失った子どものために、寄付された髪でウィッグ(かつら)をつくる活動のこと。子どもたちが見た目を気にせず、のびのびと生活できる手助けになるよ。
» Japan Hair Donation & Charity(ジャーダック JHD&C)
<こんなキーワードも調べてみよう>
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『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!SDGs』
・定価:1,430円(10%税込)
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