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イヤイヤ期って、本当にたいへん

親子で潮干狩り 達人ガイド(1)~時期・場所選び・掘り方・持ち帰り方編~

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春のレジャーのひとつ、潮干狩り。「潮干狩りってなあに?どうして春なの?アサリはどこにいるの?」そう子どもに聞かれたら、案外答えられないかも!? そこで、今さら聞けない潮干狩りの超基本を『ふなばし三番瀬環境学習館』科学コミュニケーターの小澤さんに教えてもらいました。まずは【時期・場所選び・掘り方・持ち帰り方編】です!

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目次(index)

ふなばし三番瀬環境学習館 小澤鷹弥さんふなばし三番瀬環境学習館 小澤鷹弥さん
科学コミュニケーター。生物教育が専門で、エビ、カニ、タコなどの生物が大好き。ふなばし三番瀬環境学習館で、干潟に生息する生きものについて楽しく学べるワークショップや展示を企画、主宰しています。干潟の生きもののことならなんでも教えてくれる、生きものハカセ。

1. 潮干狩りってなあに? 今さら聞けない基本のキ!

「潮干狩りってなにするの?」そう子どもに聞かれたらなんて答えますか? 潮干狩りはズバリ、「潮」(=海)が引いたときにアサリなどの貝類を採ること。海は1日2回ほど、満ちたり引いたりします。満ちている時間を「満潮」、引いている時間を「干潮」と言いますが、干潮になると、普段海水に沈んでいる部分が陸(=干潟)となって現れ、砂を掘るとアサリを捕まえることができるのです。

潮が満ちたり引いたりする時間や程度は、季節によって異なり、毎日変わります。なかでも潮が大きく引く日は「大潮」といい、干潟で遊ぶにはもってこい。さらに、日中に潮が大きく引く春は、潮干狩りにぴったりの季節なんです。

満潮・干潮の時間や、大潮がいつなのかは気象庁などが出している潮位表(潮見表)を見るとわかるので、チェックしてみましょう。
また、潮の満ち引きには月の引力と地球の自転、太陽の引力が関係しています。潮干狩りをきっかけに、月と地球と太陽の関係について子どもと一緒に考えてみるのも、理科への興味関心が広がりそうですね!

2. 潮干狩りの時期、いつがベスト?

潮干狩りをする絶好の季節は春! ひとつは日中に潮が大きく引き、干潟が広く現れるから。そしてもうひとつ、アサリは産卵のピークを迎える春が旬だから。よって、潮干狩り場は3月下旬から6月初旬にかけてオープンするところが多いのです。

春のオープン期間のなかでも、特におすすめな時期はあるのでしょうか?
三番瀬の場合は、アサリの天敵であるスズガモという渡り鳥が4月頃までいて、アサリを食べてしまうこともあるのだとか。その後のGWはどうしても混雑しますから、5月中旬以降に出かけるのが特におすすめだそうです!

潮干狩り場のWEBサイトでは、潮位表に沿って開催日程表を出しているので、必ず確認してから出かけるようにしましょう。

ふなばし三番瀬海浜公園の潮干狩りの開催日程表

3. 子どもが楽しめる潮干狩り場選びのコツ

まず、潮干狩りができる場所やルールは、漁業法に基づいて決められています。各都道府県の漁業協同組合や観光協会のWEBサイトで確認して、決まった場所でルールを守ってやりましょう。
そして、子連れで行く場合のポイントとしては、アクセスのよさ、駐車場の広さのほか、ロッカー・休憩室・授乳室などの設備が整っているかどうか、をチェックするといいでしょう。また、救護室があり、監視員が常駐していると安心です。

そのほか、熊手などのグッズを貸し出してくれたり、ドリンクや軽食が買える売店があったりするのもうれしいポイント。潮干狩り場の特徴を調べて、家族にあった場所を選びましょう。

4. アサリはどこにいる? 達人が伝授!掘り方ガイド

潮干狩りに行ったら、アサリをたくさん採りたいですよね! どんなところにアサリがもぐっているのでしょうか?

【1】干潟にできた水たまりのような場所=「潮だまり」を探しましょう。

とくに潮だまりの陸側がおすすめ。ここは、栄養(プランクトン)がたくさん集まるため、アサリもたくさんいます。

【2】「アサリの目」を探します。

これは、アサリが呼吸をした跡です。1~2ミリくらいのひょうたんのような形の穴がアサリの目。小さいのでよーく探して!

【3】そこを熊手で浅く広くひとかきしましょう。

深く掘る必要はありません。砂のなかにコロンとした感触があったらアサリ発見!

 

【4】その周辺をさらに探しましょう。

アサリは密集して生息しているので「1個いるとその周りに30個いる」と言われます。熊手を使わず、手で掘った方が感触がわかるので見つけやすいです。ただし、貝で手を切る恐れもあるので、ゴム手袋や軍手をつけるといいでしょう。

アサリが見つからなければ、場所を変えて探すことがたくさん採るコツ! たくさん採れると、潮干狩りがいっそう楽しい思い出になりますね。

5. アサリ以外には、こんな貝がいます

潮干狩りでは、アサリ以外の貝も見つけることができます。よく見られるのはシオフキガイ。砂をはかないため食用には向きません。殻の表面がつるつるしていて左右対称、白っぽいのが特徴です。また、細長いマテガイや巻貝のツメタガイもよく見られます。
アサリかどうか見分けがつかない場合や、食べられるかどうかは、潮干狩り場のスタッフに聞いてみましょう。

また、各都道府県によって規定は異なりますが、小さな貝は採ってはいけないことになっているので注意しましょう。

干潟によくいる貝

アサリ

アサリ表面がザラザラ、やや平たい三角形、左右非対称、美味しい!

シオフキガイ

シオフキガイ表面がツルツル、つけねがぷっくり、左右対称、食用には向かない

マテガイ

マテガイ細長くて全長10~12cm程、アサリと同じ砂抜きをして食べられる

ツメタガイ

ツメタガイ巻貝、肉食でアサリを食べる

6. 鮮度を保って持ち帰るコツ&砂抜き方法

持ち帰るまでが潮干狩り!上手に鮮度を保ったまま持ち帰ると、おいしいアサリが食べられます。

採ったアサリの持ち帰りは、1人○gまでと決まっている場合や、100g○円で持ち帰りたい分だけOKという場合があります。潮干狩り場で重さを測ってくれますが、アサリ1個8~15gが目安です。

<持ち帰り方のポイント>

  • 冷やすこと(クーラーボックスや保冷バッグで)
  • アサリは海水に浸さない(もちろん水道水にも浸さない!)
  • 海水はペットボトルに入れて別に持ち帰る。帰宅後の「砂抜き」に使います。

アサリをくさらせないためには、保冷剤を入れたクーラーボックスや保冷バッグに、アサリと海水を別々にして持ち帰ったほうがよいでしょう。
砂抜きにはアサリがいたところの海水が最適アサリとは別に、ペットボトルなどに海水を入れて、同じクーラーボックスに入れて持ち帰りましょう。くれぐれも、アサリは水道水に浸さないこと! がポイント。

<砂抜きの手順>

  • 水道水でアサリをしっかり洗う(貝殻についた雑菌やぬめりを落す)。
  • アサリ同士が重ならないようにトレイに並べ、持ち帰った海水を入れ、アサリ全体を浸す
  • 暗く涼しいところに1〜2時間放置

このときアサリは海水を飛ばすので、新聞紙などでトレイにふたをしておきましょう。海水が持ち帰れなかった場合は、濃度3%の塩水につければOK。
お味噌汁やボンゴレなどにして、家族みんなで味わってくださいね!

<ふなばし三番瀬環境学習館の直伝!おいしいレシピはこちら>
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7. ふなばし三番瀬海浜公園(千葉県)の潮干狩り情報

三番瀬干潟に面し、噴水広場や芝生広場、環境学習館、バーベキュー広場などを有する広々とした公園。「都心からもっとも近い潮干狩り場」としても知られ、足洗い場やトイレ、授乳室、ロッカー、熊手の貸し出し(有料)などファミリー向けの設備も抜群! 公園内の「ふなばし三番瀬学習環境館」では、干潟の生き物などについて楽しく学習できるほか、多様なワークショップも開催しています。

問合先 047-435-0828/ふなばし三番瀬海浜公園、047-435-7711/ふなばし三番瀬環境学習館
住所 千葉県船橋市潮見町40
期間 潮干狩り開催期間:2020年4月21日(火)~6月7日(日)
料金 潮干狩り利用料金:子ども(4才以上)220円、大人(中学生以上)450円 
※アサリの持ち帰りは100gにつき90円
施設

トイレ:あり、更衣室:なし、休憩所:あり、授乳室:あり、救護室:あり

コインロッカー:あり/1回100円

レンタル用品:あり/熊手200円(返却時100円返金)

アクセス

公共交通:京成船橋駅、京葉線二俣新町駅(バス停「二俣新道」)より京成バスシステム「船橋海浜公園」行き、終点下車すぐ

車:首都高速千鳥町出入口から国道357号経由7km10分

駐車場 あり/1日1回 普通車500円
URL

https://www.sambanze.jp/

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