【SDGs17の目標を解説】目標11「住み続けられるまちづくりを」都会と田舎、どちらに住む?私たちにできることは?

【SDGs17の目標を解説】目標⑪「住み続けられるまちづくりを」

るるぶKidsライターのアイコンるるぶKidsライター

SDGsとは、地球をよくするために「2030年までにやるべき」と決めた世界共通の17の約束ごと。2030年、自分や自分の大切な家族は何歳になっているかな? 未来に安心して暮らせる地球にするためには、SDGsを「自分ごと」として考えていくことがとても大切。ひとつひとつの目標を知って、自分ができることを考えてみよう。

» 子どもSDGs TOP

SDGs17の目標を解説
1234567891011121314151617

目次(index)

※この記事は、『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!SDGs』から抜粋して作成しています。

※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

都会と田舎どちらに住む?

どんどん都会に住む人が増えていく?

現在、世界の半分くらいの人が都市部でくらしているよ。2050年にはさらに増えて、約7割の人が都市部でくらすようになるんだって。
だけど、人が多くなれば問題も増える。住宅不足による家賃の高騰、排気ガスによる大気汚染、スラム街形成による犯罪の増加。それから、人が多い場所は災害時に混乱がとてもおきやすいんだ。

都市部の4人に1人がスラムのような場所で生活

都市部にありながら、経済的、環境的に劣った治安の悪い地域がスラム。裕福な人は便利な地域に住み、それ以外の地域に貧しい人たちが住むことで形成されるよ。

日本でも、都市部と地方の格差が大きい

東京にばかり人やモノが集まっている

一極集中のデータ/【SDGs17の目標を解説】目標⑪「住み続けられるまちづくりを」

(出典)総務省、文部科学省の統計をもとに作成

日本の人口や大学は4分の1以上が東京圏(東京、千葉、神奈川、埼玉)に集まっているよ。学生にいたっては、4割が東京圏にいるというデータがあるよ。都会は人が多くなって問題が増える一方で、田舎は若い人が減り、高齢化が進むという問題があるんだ。

田舎が便利になれば一極集中は止まるかも

スーパーシティ構想の図/【SDGs17の目標を解説】目標⑪「住み続けられるまちづくりを」

インターネットなどの技術を活用して、くらしやすさを向上させていければ、便利さを求めて東京にばかり人が集まるといった状況を改善できるかもしれないね。都市部だけでなく、田舎もまちのあり方を見直していく必要がある。若い人、高齢者、障がいがある人。どんな人も安全で快適にくらせることがこれから大事になっていきそうだね。

どんなアクションが目標達成につながる?

住んでいるまちの魅力や問題を調べてみよう

まちは安全かつきれいに整備されているかな?避難場所になりそうな建物や公園は近くにあるかな?何気なく住んでいるまちについて、どんな魅力があるか、どこを改善したらいいか考えてみて。

まちのハザードマップや安全マップを見てみよう

自分が住んでいるまちのハザードマップを見たことがあるかな?災害があったとき、どの地域が危ないか、どうやって避難すればいいかがわかるよ。万が一に備えて知っておこう。

<もっと知りたい!>

ハザードマップは、川の氾らんや堤防の決壊など、水の被害を食い止めるため、浸水が予測される場所や避難場所を、誰が見てもわかりやすいように示した地図のことだよ。

自分のまちが未来都市かどうか調べよう

SDGs未来都市として、どこが選ばれているか見てみよう。自分のまちはどうかな?そのまちがSDGsのためにどんな取り組みを行っているのか調べてみるのもおもしろいよ。

<もっと知りたい!>

SDGs未来都市は、内閣府が選ぶ「SDGs達成のために積極的に取り組む都市」だよ。すぐれた取り組みを行う都市が毎年30件ほど認定されるんだ。

<こんなキーワードも調べてみよう>

もっと知りたい!マンガとクイズで楽しく学べるSDGsのおすすめ本

るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!SDGs『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!SDGs』
・定価:1,430円(10%税込)
・監修:千葉商科大学教授・博士(政策研究)笹谷秀光

SDGsとは何かということや各目標について、マンガやイラスト、クイズで楽しく学べる学習マンガ本。世界の問題だけでなく、日本の問題や状況もわかりやすく紹介。SDGsが身近に感じられる1冊!

≫ 詳細・購入はコチラ(Amazon)