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SDGs目標16「平和と公正をすべての人に」を小学生向けに解説!私たちにできることは?

【SDGs17の目標を解説】目標⑯「平和と公正をすべての人に」

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SDGs17の目標16「平和と公正をすべての人に」について、子どもにもわかりやすく簡単に説明します。平和を守るためには?よりよい社会にするためには選挙が大切!日本と世界の現状や、課題となっている点、私たちにできる取り組みとはどんなものがあるでしょう?一緒に考えてみましょう!

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SDGs17の目標を解説
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目次(index)

※この記事は、『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!SDGs』から抜粋して作成しています。

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平和を守るためには?

平和とはほど遠い紛争下の子どもたち

紛争地帯における子どもの殺害・重症件数【SDGs17の目標を解説】目標⑯「平和と公正をすべての人に」

(出展)UN Secretary-General Annual Report on Children and Armed Conflict, 2019

紛争が起こっている国や地域でくらす子どもは4億人以上いて、爆撃や暴力、迫害で命を落とす子もいるよ。シリアという国では2011年から内線が続き、多くのシリア人が難民に。難民が集まってくらす難民キャンプは国際的な団体が支援しているけれど、すべてのキャンプで医療・教育環境が整っているわけではないんだ。

世界の4人に1人の子どもが「存在していない」状況

出生登録のない5歳未満の子どもの国と地域割合【SDGs17の目標を解説】目標⑯「平和と公正をすべての人に」

(出典)UNICEF『Birth Registration for Every Child by 2030:Are you on track?』をもとに作成

争いから守られることはもちろん、平和で健康に成長する権利があるのに、出生登録をされていない子どもも多いよ。出生登録がないと、医療が受けられず、学校にも行けない。もっとひどい場合は、人身売買の被害にあっても国に戻れないという問題がおこるよ。そんな状態で生きていくのは、とても心細いことなんだ。

よりよい社会のために選挙の大切さを知ろう

虐待された子どもの数と、そのうち死亡した子どもの数【SDGs17の目標を解説】目標⑯「平和と公正をすべての人に」

(出典)警察庁調べ

日本国憲法は、国の基本ルール。国民は法の下で平等であること、人権が尊重されるべきであることが示されているよ。だけど日本では、安全であるはずの家庭で虐待が増えている。警察庁のまとめによると、2020年、日本全国の児童虐待事件は過去最多だったんだ。
戦争しないことも、日本国憲法の決まり。しかし2014年に、それまで認められていなかった集団的自衛権を認めることが決定。これまで日本を守っていた憲法の解釈が変わりつつあることにいろんな意見があるよ。
憲法と政治は深い関わりがあり、選挙はみんなの意見を政治に反映させる手段。今はピンとこない人も、とにかく投票へ行くことが大事だよ。まだ選挙権がなくても、世の中の出来事を知っておきたいね。

目標16のために子どもができる取り組みは?

目標16の課題を解決するために子どもでもできること、おうちの人といっしょに始められそうなことを紹介するよ。

助けを求めるハンドサインを覚えよう

おもに虐待や暴力を受けている人が、加害者がすぐそばにいても助けを求められるサインを、カナダの団体がつくったよ。簡単なので、世界共通のSOSとして知っておこう。

  1. 手のひらを見せる
  2. 親指を曲げる
  3. 親指を閉じ込める

» 「助けて」を伝える世界共通のサインが生まれた。知っておくことで、誰かを助けられるかもしれない | ハフポスト NEWS

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目標16と国連が定める169のターゲット

SDGsの17の目標には、それぞれ細かいターゲットが設定されていて、合わせて169になるよ。各目標を実現するための具体策にはどんなものがあるか、目を通してみよう。

目標16「持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する」のターゲット

  • 16.1 あらゆる場所において、すべての形態の暴力及び暴力に関連する死亡率を大幅に減少させる。
  • 16.2 子どもに対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力及び拷問を撲滅する。
  • 16.3 国家及び国際的なレベルでの法の支配を促進し、すべての人々に司法への平等なアクセスを提供する。
  • 16.4 2030年までに、違法な資金及び武器の取引を大幅に減少させ、奪われた財産の回復及び返還を強化し、あらゆる形態の組織犯罪を根絶する。
  • 16.5 あらゆる形態の汚職や贈賄を大幅に減少させる。
  • 16.6 あらゆるレベルにおいて、有効で説明責任のある透明性の高い公共機関を発展させる。
  • 16.7 あらゆるレベルにおいて、対応的、包摂的、参加型及び代表的な意思決定を確保する。
  • 16.8 グローバル・ガバナンス機関への開発途上国の参加を拡大・強化する。
  • 16.9 2030年までに、すべての人々に出生登録を含む法的な身分証明を提供する。
  • 16.10 国内法規及び国際協定に従い、情報への公共アクセスを確保し、基本的自由を保障する。

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