こんにちは! 東京から富山に移住し、現在4才長女と2才の双子男児を育児中の沢井メグです。あっという間に梅雨の季節になりました。東京と比べて春の訪れが遅い北陸地方ですが、梅雨入りの時期は東京とさほど変わりません。そんなの聞いてない(笑)一瞬の春を挟んで、再び青空の見えない季節に入り、ちょっと憂鬱でしたが、フタを開けてみると意外と、いや、かなり嬉しい副産物がありました!
雪だけでなく雨も多いんです
さて、富山は雪国のイメージが強いと思いますが、実際に住んでみて思ったのは「意外と蒸し暑い」「雨も結構多い」ということです。
6月の平均気温は約21℃と東京の22℃と大差ありません。服装は子供も大人も普通に半袖です。そして雨の量も結構多い! 富山県の降雨量も全国トップです。それは冬場の雪が多いせいだと思っていましたが、実は夏場の雨もかなり多く、気象庁が発表している6月と7月の平均降水量を足すと富山662mm 、東京323mm で圧倒的に富山>東京。梅雨の時期は「想像以上に梅雨」でした。
子供は雨や水たまりが大好き
長雨で困るのは洗濯物です。そういえば富山の街を見渡すとコインランドリーが多く、ファミリー層の利用も多いです。沢井家ではコインランドリー通いが大変になり乾燥機を買いました。話が脱線しますが双子が生まれてからは洗濯物を干す余裕も無くなったので乾燥機のありがたさをさらに感じています。将来、太平洋側に引っ越すようなことになっても手放したくない家電の1つです。
雨降りの天気の副産物がすごい!
夏は雨、冬は雪なので富山の気候は「日照時間が少ない」「年中ジメジメしている」とネガティブにとらえられがちですが、思いも寄らない副産物がありました! 肌の乾燥が少なくなり、肌の色が少し明るくなったような……?子育てでスキンケアに手をかけられない、それどころか日焼け止めも塗らずに保育園の送迎に行くことも多いというのに肌の調子が悪くありません。
……などと思っていたら、コロナ流行前に、1年ぶりくらいに東京に行った際ぶ会った友人たちからは「なんだか白くなった?」という指摘が! 肌の色が明るくなったのは気のせいじゃなかった!?
思い返すと雨か曇りが多いため紫外線に当たらない生活が続いていたし、乾燥しづらくなったのは湿度が高いせいかもしれません。自虐ネタになりがちな富山の気候ですが、実は富山移住は、どんな美白化粧品よりも効果ありなのかも!? 美白を目指したい人は、半年くらい富山で過ごしてみてはどうでしょうか(笑)
雨が多い富山では曇りを「いいお天気」と言っていてびっくり
雨の日もOKな施設が充実
梅雨というと、子供の遊び場に困る時期ではないでしょうか。私は、大阪で子供時代を過ごしましたが、雨の日はもっぱらお家遊びだったように思います。
ですが、富山では雨の日だってアクティブ。児童館、室内施設が併設されている公園もありますし、公営の室内アスレチック、民間の室内遊園地などなど
雪や雨が多いからこそ、天気に左右されない遊び場が当たり前のように存在します。
ということで、今回は雨の日もへっちゃらな遊び場の中から、アート系の施設3つを紹介します。
新型コロナウイルス感染症予防のため、臨時休館、もしくは設備の一部が利用できない場合があります。最新の開館情報は各施設のホームページ等でご確認ください。
富山県美術館
富山県美術館 ©️小川重雄
落ち着いて鑑賞が難しい小さな子供との美術館は、なかなかハードルが高いものです。ですが、富山県美術館なら大丈夫! むしろ美術館は富山キッズに大人気のスポットです。
富山県美術館 オノマトペの屋上
赤ちゃんから楽しめるキッズルームはつみきや絵本がいっぱい! 少し大きくなったら体の動きに合わせて壁面にアートを創り出せる「3Dドローイング」、そして屋上庭園「オノマトペの屋上」。ここには「ぼこぼこ」「ぐるぐる」「ふわふわ」などオノマトペを形にした独創的な遊具が人気です。
企画展やコレクション展など一部有料ですが、上記の子供に人気の設備は基本的に無料で利用できるのが嬉しいところですね。
富山県立山博物館・まんだら遊苑
富士山、白山と共に日本三霊山に数えられる立山連峰。立山は古くから信仰対象になっていましたが、江戸時代には立山を極楽浄土や地獄に見立てて描いた「立山曼荼羅」が布教に用いられ、全国に立山信仰が広まりました。その歴史と世界観、そして立山の雄大な自然を紹介しているのが立山博物館です。
特に子供にとってインパクト大なのが「立山曼荼羅」の世界を体感、つまり地獄や極楽浄土を体感できる「まんだら遊苑」です。地獄を扱う公営博物館というだけでも珍しいと言えますが、背景に悠久の歴史があるだけに、展示には鬼気迫るものがあります。まんだら遊苑は地獄こと「地界」の他に、浄土こと「天界」、地界と天界をつなぐ「陽の道」、そして現世への再生に向かう「闇の道」の4エリアで構成されています。
漫画やアニメ、絵本の影響で、子供の世界には意外と地獄や浄土が身近にあるもの。そんな「あの世」を五感で体感してみるのはいい刺激になりそうですね。
射水市大島絵本館
国内外の絵本が1万冊!世界の絵本をテーマとした博物館です。読み聞かせイベント、工作系のワークショップやシアターなどイベントも充実しています。
なかでも注目したいイベントは毎年行われている「おおしま国際手づくり絵本コンクール」です。参加作品展では国内外から応募された100点以上のオリジナル絵本の展示が行われ、文字通り「世界に1冊しかない本」と出会うことができます。例年、5月〜6月にかけて参加作品展が、受賞作品発表後の7月頃に受賞作品の展示が行われています。
ちなみに絵本コンクールは子供も参加できます。毎年夏には高校生以下のジュニアの部の募集 があるので、お絵描きやお話を作るのが好きなお子さんは参加してみてはどうでしょうか? 絵本を通してインプットもアウトプットもできる大島絵本館。子供の創造性が刺激されそうです。
次回予告
富山では春から梅雨へと季節がジェットコースターのように移り変わると夏がやってきます。移住前は「雪国の夏は涼しい」というイメージがありましたが、実際のところはどうなのでしょうか? 次回は富山の親子の夏の過ごし方をお伝えします。
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