関東のおすすめ昆虫館!世界のカブトムシ・クワガタ・蝶の観察やふれあいなど

オオゴマダラ/足立区生物園(東京都/足立区)
足立区生物園(東京都)

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関東にある昆虫館や昆虫好きにおすすめの体験スポットなどを紹介します。子どもに人気のカブトムシ・クワガタの生体展示や標本展示があるスポット、世界の昆虫を幅広く紹介するスポット、ホタルやかいこに特化したスポットなど、タイプはさまざま。親子で昆虫の新たな魅力を発見しに出かけてみては。

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2023夏の昆虫イベントカブクワが充実の施設

目次(index)

1年中カブトムシやクワガタを観察!

大田原市ふれあいの丘 自然観察館(栃木県/大田原市)

大田原市ふれあいの丘 自然観察館(栃木県/大田原市)

自然豊かな「大田原市ふれあいの丘」の敷地内に建つのが、「大田原市ふれあいの丘 自然観察館」です。入口ではオオクワガタとオオムラサキの巨大なモニュメントがお出迎え。館内はエントランスホール、展示室1、展示室2の3つのエリアに分かれています。エントラスホールでは、国の天然記念物であるミヤコタナゴのほか、大田原市に生息する貴重な魚などの展示コーナーなどがあり、小さい子どもが楽しく自然を学べるスペースになっています。

大田原市ふれあいの丘 自然観察館(栃木県/大田原市)

エントランスホールから繋がっている展示室2には、カブトムシやクワガタの生体展示コーナーがあります。ここではヘラクレスオオカブトをはじめとする、世界のカブトムシやクワガタが1年中観察できます。展示室2を抜けて館内奥の展示室1では、カブトムシやクワガタをはじめとする5000頭以上の標本展示のほか、大田原市の雑木林を再現したジオラマで、近隣に生息する生き物たちについても知ることができますよ。
オオムラサキの情報発信にも力を入れている自然観察館。展示室2では、日本の国蝶に指定されているオオムラサキの卵から羽化するまでの様子を映像や写真で紹介しています。また6月から7月にかけては実物の幼虫やさなぎ、そして羽化したオオムラサキを展示し、だれもが本物を観賞できるようになっています。

住所 栃木県大田原市福原1411-22
問合先 0287-28-3251
営業時間 9~16時半(最終入館16時)
定休日 月曜(祝日の場合は営業)、祝日の翌日(日曜を除く) 年末年始(12月30~1月3日) 
料金 入館大人200円、小・中学生100円
アクセス 公共交通:JR西那須野駅→車で25分
車:東北道西那須野塩原ICからライスライン経由30分
駐車場 あり/6台/近くに大田原市ふれあいの丘共用駐車場あり150台(徒歩5分)
URL

https://www.kansatukan.jp

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標本教室や昆虫採集イベントも

ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」(東京都/文京区)

ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」(東京都/文京区)

文京区の住宅街にあるファーブル昆虫館「虫の詩人の館」は、知る人ぞ知る昆虫好きのための人気スポットです。
一般に公開されているのは、館内1階と地下1階。地下1階には世界的に有名なファーブル博士の部屋を再現したスペースや子どもたちの質問コーナーを設け、1階では昆虫の標本展示に加え、書籍や絵はがき、昆虫グッズや標本用の用具の販売が行われています。

館内の昆虫標本/ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」(東京都/文京区)

昆虫に興味が出てきた子どもにおすすめなのはもちろん、翅(はね)の色や模様が美しい蝶の標本展示など、パパママにも好評です。昆虫館はボランティアの方々によって運営されているため、開館は土日の13時~17時、入館料は無料。昆虫に詳しいボランティアの方々に、昆虫についての質問をしてみるのも楽しいでしょう。

また、標本教室や飼育教室、昆虫採集などのイベントも開催。標本教室では、子どもたちが昆虫の翅に針を刺し標本を作製します。翅に針をまっすぐ刺すだけでも実は難しいので、子どもにとって貴重な経験になるでしょう。イベントの日程や年齢制限などの詳細は公式サイトを確認してみてくださいね。

このスポットの紹介記事
» ファーブル昆虫館(東京都)で昆虫に親しむきっかけを作ろう!(配信:2022/2/24)

住所 東京都文京区千駄木5-46-6
問合先 03-5815-6464
営業時間 13時~17時
入館料 無料
定休日 平日、祝日
アクセス 公共交通:JR山手線・京浜東北線西日暮里駅より徒歩12分。またはJR山手線・京浜東北線田端駅より徒歩12分。東京メトロ千代田線千駄木駅1番出口より(団子坂上を右折)徒歩12分。南北線本駒込駅2番出口より徒歩10分
駐車場 なし
URL

http://www.fabre.jp

大温室に舞うチョウや珍しいアリを観察

多摩動物公園(東京都/日野市)

ハキリアリ/多摩動物公園(東京都/日野市)

(公財)東京動物園協会

多摩都市モノレールと京王線の多摩動物公園駅から徒歩すぐで、アクセス抜群の多摩動物公園。
アジア園・オーストラリア園・アフリカ園・昆虫園の4つのエリアに分かれており、正面ゲートすぐ右手の昆虫園エリアにある「昆虫園本館」では、日本の水生昆虫や身近な昆虫の展示のほか、ハキリアリやグローワームといった外国の珍しい昆虫も見ることができます。ハキリアリは、葉を切り取って巣にもち帰りアリの餌となるキノコ(菌)を育てる材料にする、農業をするアリとして有名です。葉を切る行動だけでなく、無数の働きアリが巣の外と中で様々な仕事をする様子を観察することができます。群れで暮らす1匹1匹の行動をじっくりと観察できるのはとても貴重ですね。

オオゴマダラ/多摩動物公園(東京都/日野市)

(公財)東京動物園協会

昆虫園本館の隣にある「昆虫生態園」には、さまざまな蝶が放し飼いにされている大温室があります。日本最大の蝶であるオオゴマダラや、なじみのあるモンシロチョウをふくむ約20種の蝶の成虫が毎月1000頭以上も温室に放されています。天気の良い日は飛ぶ姿や蜜を吸う姿だけでなく、オスの縄張り争いやメスへのプロポーズ、交尾や産卵も観察できるかもしれません。天気の悪い日や午後の遅い時間なら、蝶が思い思いの姿勢で休む様子も見られるでしょう。温室内ではトノサマバッタや水辺の生き物も探してみてくださいね。

昆虫園以外のエリアには、コアラやレッサーパンダなどかわいい動物をはじめ、コウノトリやインドサイ、アフリカゾウなど多様な動物がいるので、1日中満喫できるでしょう。
園内には4か所の授乳室や、2ヵ所を除くすべてのトイレ(男子トイレ含む)におむつ替え台を完備。子ども用の補助便座が設置されているトイレもあり、小さい子ども連れでも安心。また、入園ゲート近くのウォッチングセンター前では、ベビーカーの貸し出し(B型タイプのみ/1日500円)もあります。

このスポットの紹介記事
» 多摩動物公園 昆虫園(東京都)でユニークな生態をもつ世界中の虫を観察(配信:2022/2/24)

住所 東京都日野市程久保7-1-1
問合先 042-591-1611
営業時間 9時30分~17時(入園は~16時)
定休日 水曜(祝日の場合は翌日)
料金 入園大人600円、65歳以上300円、中学生200円
(東京都内在住・在学の場合無料)
アクセス 公共交通:京王多摩動物公園駅・多摩都市モノレール多摩動物公園駅→徒歩すぐ
車:中央道国立府中ICから10km20分
駐車場 なし/近隣の有料駐車場を利用
URL

https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/

詳細・アクセス・MAPはスポット記事へ

大温室や昆虫ドームなど見どころ満載

足立区生物園(東京都/足立区)

カブトムシ/足立区生物園(東京都/足立区)

昆虫をはじめ、魚類・両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類など約500種の生きものたちを飼育している足立区生物園。
園内で昆虫を見ることができるのは、屋内の1、2階を大きく囲んだ吹き抜けの「大温室」、屋外では野生の蝶が集まる草花が植えられた庭「バタフライガーデン」に「昆虫ドーム」と見どころ満載。屋内では、昆虫に関する企画展示「むしむしコーナー」、スタッフさんに気軽に質問できる「チョウの飼育室」などもあり、いろいろな角度で昆虫を楽しむことができます。

オオゴマダラ/足立区生物園(東京都/足立区)

生きものとふれあうことで命の尊さを知ってほしいと、様々な体験プログラムやスタッフさんの解説コーナーなども設けられています。大温室で羽化したばかりの蝶を放す様子が見られるのは毎日開催しているイベント。スタッフさんによるチョウの解説を聞きながら観察しましょう。昆虫の飼育方法を学ぶ教室や、公園を探検しながら自然の中の生きものを観察するプログラムなどもあるので、子どもの興味に合わせて参加してみてくださいね。

このスポットの紹介記事
» 「いのち」の尊さを学べる足立区生物園(東京都)で多種多様な生き物たちを見に行こう!(配信:2022/2/24)

住所 東京都足立区保木間2-17-1
問合先 03-3884-5577(足立区生物園)
営業時間 9時30分~17時(入園は~16時30分)、11~1月は~16時30分(入園は~16時)
定休日 月曜(祝日の場合は翌日)
料金 大人300円、小人(小・中学生)150円、幼児無料、
70歳以上・障がい者(+介助1名)は証明書提示で無料
アクセス 公共交通:東武竹ノ塚駅東口→東武バス花畑団地行き(保木間仲通り経由)、または綾瀬駅行きで5分、バス停:保木間仲通り下車、徒歩5分
車:首都高速加平出入口から環七通り経由4km10分
駐車場 なし/近隣の有料駐車場を利用
URL

https://seibutuen.jp

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ほたリウムで1年中ホタルに会える

東武動物公園(埼玉県/南埼玉郡)

ホタル/東武動物公園( 埼玉県/宮代町)

埼玉県にある東武動物公園は、動物園と遊園地の両方を楽しめる複合レジャー施設です。夏にはプールもオープンし、家族連れに人気のスポットとして知られていますが、約120種・1200頭の動物たちが飼育されている動物園も見ごたえたっぷり。ふれあいや餌やりなどのコーナーも充実していて、餌やり体験ができる動物は10種類以上!その中には、ヒグマやホワイトタイガーも含まれています。

ほらリウム外観/東武動物公園( 埼玉県/宮代町)

動物のイメージが強い東武動物公園ですが、1年中ホタル観賞ができる「ほたリウム」にもぜひ足を運んでみましょう。ここでは通年、ヘイケボタルを羽化させることができる飼育技術と、飼育用の装置の開発に成功。その技術と装置は、特許も取得済みだといいます。
幅2メートル×高さ3メートル×奥行2メートルの大型水槽の中に、ホタルが産卵する陸地と幼虫が生活する水場を再現し、約100匹のホタルの優しい光を天候に左右されることなくいつでも観賞することができます。子どもはもちろん、大人でもホタルの大群を見た経験をもつ人は少ないかもしれません。瞬くホタルの光にぜひ包まれてみてくださいね。

動物園エリアのほか、遊園地エリアにも小さい子どもから楽しめるアトラクションが充実し、授乳室やおむつ替え台も用意されています。ベビーカーの貸し出しや、持ち込みのお弁当を食べられる無料休憩所などがあり、小さい子どもを連れてのお出かけも安心ですね。

このスポットの紹介記事
» ヘイケボタルの生態や時期は?東武動物公園の「ほたリウム」なら1年中観賞できる!(配信:2021/10/13)

住所 埼玉県南埼玉郡宮代町須賀110
問合先 0480-93-1200
営業時間 9時30分~17時30分(季節・曜日により変更あり)
定休日 6月の水曜、元日、1月の火・水曜、2月の火・水・木曜
※詳細は公式サイトにて要確認
料金 入園大人(18歳以上)1900円、中人(中・高校生)1600円、小人(3歳~小学生)900円、
シニア(60歳以上)1200円※要証明
アクセス 公共交通:東武スカイツリーライン東武動物公園駅→徒歩10分
車:東北道久喜ICから県道3号経由10km20分
駐車場 あり/3000台/西ゲート(動物園)側、普通車1000円、バス2000円、二輪車500円
URL

https://www.tobuzoo.com/

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かいこの観察やワークショップも

シルク博物館(神奈川県/横浜市)

シルク博物館 館内(神奈川県/横浜市)

横浜の大さん橋近くに建つシルクセンターにある博物館。
1階のふしぎファームでは、実際にかいこが飼育され、餌を食べる姿や、時期によっては「まゆ」を作る様子などが観察できます。さらに、まゆから糸を引き出す「糸繰り」や、小学生からは「はた織り」を無料体験することも可能。
シルク製品ができるまでを、「まゆるん」というオリジナルキャラクターがクイズをおりまぜながらナビゲートをしてくれる展示もあります。
2階の展示コーナーには、アジアを中心とした世界のシルクを使った民族衣装や、着物などの展示があります。

ワークショップの様子/シルク博物館 館内(神奈川県/横浜市)

「まゆ人形作り」や「かいことシルクの勉強会」など、かいこやシルクについてより深く知ることができるワークショップも定期的に開催されています。夏休みには、小学生向けの「かいこ教室」も開かれるので、自由研究にもおすすめ。詳しいスケジュールなどは公式サイトで確認を。

このスポットの紹介記事
» シルク博物館(神奈川県)で、かいこから絹ができるまでを学ぼう!(配信:2022/2/24)

住所 神奈川県横浜市中区山下町1 シルクセンター2F
問合先 045-641-0841
営業時間 9時30分~17時(入館は16時30分まで)
入館料 大人500円 小・中・高校生100円 シニア(65歳以上)大学生300円 ※特別展開催時は別途料金あり
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始(12月28日~1月4日)
臨時休館有り
アクセス 公共交通:みなとみらい線日本大通り駅4番出口より徒歩3分
駐車場 なし
URL

https://www.silkcenter-kbkk.jp/museum/

詳細・アクセス・MAPはスポット記事へ

●掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。おでかけ前に各スポットへご確認ください。

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