北海道・東北のおすすめ昆虫館!カブトムシとのふれあいや体験プログラムなど

こんちゅう館(栗原市サンクチュアリセンターつぎたて館)(宮城県)
こんちゅう館(栗原市サンクチュアリセンターつぎたて館)/宮城県

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自然がいっぱいの北海道・東北地方には、昆虫館や昆虫好きにおすすめの体験スポットがたくさん!体験イベントの多い施設や、環境保全活動に力を入れている施設など、夏休みの自由研究にもおすすめです。2023年7月にリニューアルオープンした福島県の「ムシムシランド」には、夏季限定で放し飼いのカブトムシ1000匹とふれあいを楽しめる「カブトムシドーム」も登場しますよ。

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昆虫好きにおすすめのスポット記事
北海道・東北 / 関東東海関西九州
2023夏の昆虫イベントカブクワが充実の施設

目次(index)

ギネス認定・世界最大のカブトムシ標本も

丸瀬布昆虫生態館(北海道/遠軽町)

丸瀬布昆虫生態館(北海道/遠軽町)

北海道の丸瀬布(まるせっぷ)は1960年代、オオイチモンジという蝶をはじめ多くの珍しい昆虫が見つかったことから昆虫採集スポットとして注目され、昆虫の里として有名な町になりました。そんな丸瀬布の町を象徴するように建てられた丸瀬布昆虫生態館(まるせっぷこんちゅうせいたいかん)にはたくさんの標本や水槽が設置され、世界中の昆虫が100種類以上も飼育・展示されています。

丸瀬布昆虫生態館(北海道/遠軽町)

館内の入口正面を入ったところにある「アニキの森」では、カブトムシ好きで知られる俳優の哀川翔さんが飼育しているカブトムシたちが出迎えてくれます。哀川さん所有の貴重なカブトムシやクワガタを観察・撮影することもできます。中でもぜひ見ておきたいのは、ギネス認定された世界最大サイズのカブトムシの標本。普通のカブトムシと比較しながら、その迫力を体験しましょう。さらに雄雌モザイクと呼ばれる、1個体の中でオス・メスの特徴を併せ持つ珍しいカブトムシの標本も展示されています。

ニジイロクワガタ/丸瀬布昆虫生態館(北海道/遠軽町)

世界のカブト・クワガタコーナーでは、生きているヘラクレスオオカブトや、ギラファノコギリクワガタなどを観察できます。幻と言われるニジイロクワガタも見られると昆虫ファンからは評判です。
イベントではカブトムシやクワガタ、ナナフシなどに触れることができますよ!また、壁面に虫辺の漢字を集めた展示などユニークなものもあり、子どもたちが楽しめる工夫も満載です。
そのほか、オオゴマダラやシロオビアゲハなど南国の蝶が観察できる温室「チョウの広場」もぜひチェックしてみてください。優雅に舞う蝶たちを観察できますよ。

住所 北海道紋別郡遠軽町丸瀬布上武利68
問合先 0158-47-3927
営業時間 9時~17時 (11月~3月は10時~16時) 
定休日 火曜(祝日の場合は翌日、夏休み期間、ゴールデンウィークは無休)
年末年始(12月31日~1月5日)
料金 大人420円、小・中学生・高校生160円、幼児無料
アクセス 公共機関:JR丸瀬布駅→車で15分9km。またはJR丸瀬布駅→バス、バス停:いこいの森下車
駐車場 あり/無料/300台(いこいの森と共通) 
URL

https://engaru.jp/tourism/page.php?id=414

カブトムシ・クワガタの生体が約40種

当麻世界の昆虫館 パピヨンシャトー(北海道/当麻町)

ヘラクレスオオカブト/当麻世界の昆虫館 パピヨンシャトー(北海道/当麻町)

当麻世界の昆虫館 パピヨンシャトー(とうませかいのこんちゅうかん ぱぴよんしゃとー)は、2000種1万点を超える昆虫標本の展示もさることながら、カブトムシ・クワガタ好きにおすすめなのは館内1階の生態観察室。ヘラクレスオオカブトやネプチューンオオカブトなどをはじめ、ニジイロクワガタやオオクワガタなど生きているカブトムシやクワガタ約40種類(時期によって種類は異なる)を見ることができます。その他にも外国産のカマキリや、沖縄の蝶など珍しい昆虫たちの暮らしぶりを観察でき、運が良ければ蝶のサナギが羽化するところが見れるかもしれません。

/当麻世界の昆虫館 パピヨンシャトー(北海道/当麻町)

昆虫標本は、世界最大級の蝶・トリバネアゲハなど世界の昆虫がずらり。1階と2階の展示室でみることができます。また1階の売店にもぜひ立ち寄ってみましょう。昆虫グッズや飼育用品だけでなく、カマキリ、カブトムシ、クワガタの成虫・幼虫の販売も行っています。スタッフさんが飼育方法のアドバイスをしてくださるので、昆虫飼育に自信のないパパママも安心です。昆虫の在庫は変動があるので、飼いたい昆虫がいるときは、事前の問い合わせをおすすめします。売店のみの利用もOKですが、入館者は最大で10%割引になる特典も。図鑑などでは体験できない昆虫の世界を思う存分楽しみましょう。

住所 北海道上川郡当麻町市街6区
問合先 0166-84-2001
営業時間 9時~17時
※2023年度開館期間は4月22日(土)~10月22日(日)
定休日 開館期間中無休
料金 大人(高校生以上)600円 小・中学生400円 幼児は保護者同伴で無料
アクセス 公共機関:JR当麻駅→車で5分。またはJR旭川駅→バス、バス停:ヘルシーシャトー下車徒歩5分
車:道央自動車道旭川北ICより15分
駐車場 あり/無料/200台
URL

http://www.papiyonsyatoo.com/

入館無料で昆虫や環境保全について学べる

こんちゅう館(栗原市サンクチュアリセンターつぎたて館)(宮城県/栗原市)

こんちゅう館(栗原市サンクチュアリセンターつぎたて館)」(宮城県)

宮城県にある伊豆沼・内沼は県内最大級の面積を誇り、自然環境の豊かさから多種多様な生物が生息する沼。こんちゅう館(栗原市サンクチュアリセンターつぎたて館)は、その伊豆沼・内沼に生息する昆虫の生態を、標本や展示などを通して学ぶことができるスポットです。入館無料なのもうれしいポイント。

1階の展示室/こんちゅう館(栗原市サンクチュアリセンターつぎたて館)」(宮城県)

1階の展示室ではカブトムシやクワガタをはじめ、沼周辺に生息するゲンゴロウなどの標本を解説付きで展示しています。また、存在感のある大きな昆虫の模型がディスプレイされたシアタールームでは、昆虫を通じて伊豆沼・内沼の四季の移ろいを紹介する映像を鑑賞可能。さらに例年7月上旬~8月下旬ごろには、1階のホールとレクチャールームにて、カブトムシやクワガタムシの生態展示もされています。

2階展示室の昆虫標本/こんちゅう館(栗原市サンクチュアリセンターつぎたて館)」(宮城県)

2階展示室では、海外の昆虫標本を多数展示。中でも蝶の標本が多いのが特徴です。蝶の地域や雄雌による蝶の翅(はね)模様の違いを観察してみましょう。さらに2階展望コーナーには沼が一望できる望遠鏡の設置も。沼の生物をリアルに観察できるとあって、大人も楽しめると評判です。
栗原市の特産品を扱う1階販売コーナーでは、こんちゅう館オリジナルグッズ「こんちゅうスプレー」もチェックしてみましょう。宮城メイドにこだわった100%天然成分で香りもやさしい虫よけスプレーなので、虫取りが好きな子どものお供におすすめです。

沼や生物、自然との関わり方や保全活動について、親子で理解を深めながら、日常生活でも自然を大切にするきっかけをくれるようなスポットです。

住所 宮城県栗原市築館字横須賀養田20-1
問合先 0228-22-7151
営業時間 9時~16時30分
定休日 月曜(祝日の場合翌日)祝日の翌日、年末(12月29日~12月31日)
料金 無料
アクセス 公共交通:JR東北新幹線くりこま高原駅より車で15分。またはJR東北本線新田駅 より車で10分。
車:東北自動車道築館ICより 車で15分
駐車場 無料/20台
URL

https://www.ktnpr.com/kontyu/index.html

昆虫標本約10万点など見ごたえたっぷり

よねざわ昆虫館(山形県/米沢市)

よねざわ昆虫館の昆虫標本(山形県/米沢市)

オサムシの研究をしていた故・山谷文仁さんが長年採集してきた、昆虫の標本約10万点を収蔵し、世界の大型昆虫や身近な昆虫を中心に展示しているよねざわ昆虫館。研究対象のオサムシや山形の昆虫はもちろん、世界中の珍しい昆虫も展示されているので見ごたえたっぷりのスポットです。

モルフォ蝶の標本/よねざわ昆虫館(山形県/米沢市)

ユニークに並べられた昆虫標本やスタッフさん手書きの説明など、昆虫愛あふれる展示が多く、子どもたちも昆虫を身近に感じられるでしょう。

ヘラクレスオオカブト/よねざわ昆虫館(山形県/米沢市)

また、常設展示でヘラクレスオオカブトなど生きた外国産大型昆虫を展示しています。夏には身近な昆虫も大集合。生きている珍しい昆虫を見て喜ぶ子どもたちの姿が見られそうですね。
館内には昆虫の展示だけでなく、絵本や図鑑などのコーナーのほか、ぬりえや昆虫の折り紙など、子どもも飽きずに楽しめるサービスが充実しています。また、館内に併設されているミュージアムショップでは、オリジナルキャラクターのバッジや蜂蜜など、昆虫にちなんだグッズも多数。お土産探しも楽しめます。
※館内整理日として休館していることがあります。お出かけ前に公式サイトで確認をしてください。

住所 山形県米沢市大字簗沢1776-1 三沢コミュニティセンター内
問合先 0238-32-2005(三沢コミュニティセンター代表)
営業時間 9時~17時(最終入館16時30分)
定休日 水曜、年末年始(12月29日~1月3日)
料金 無料
アクセス 公共交通:JR米沢駅下車、小野川温泉行きバス「中の原」バス停下車徒歩1分
駐車場 無料/50台
URL

http://samidare.jp/koncyu/

2023年7月リニューアルオープン

ムシムシランド(福島県/田村市)

昆虫好きキッズにはたまらないカブトムシの宝庫・ムシムシランドが、場所も建物も新しくなりリニューアルオープン!新しい場所は殿上山山頂にあるスカイパレスときわのすぐ近くです。
カブトムシの形をした「昆虫館」では、世界のカブトムシやクワガタなどの飼育展示や、世界の昆虫標本の展示をしています。そして「カブトムシドーム」では、夏季限定で放し飼いにされたおよそ1000匹のカブトムシを見ることができます。

カブトムシは見るだけでなく、自由にふれあいも楽しめますよ!
また、昆虫館の中にあるお土産コーナーでは、最近注目されているコオロギのお菓子や、カブトムシ・クワガタのぬいぐるみやおもちゃ、昆虫飼育に必要なケース・餌など、バラエティ豊かな商品が並んでいます。

住所 福島県田村市常葉町山根字殿上160
問合先 0247-77-4097
営業時間 9時30分~16時30分
定休日 開園期間(7月中旬~8月下旬)のお盆を除く水曜
料金 入場800円、3歳から高校生以下500円
アクセス 公共交通:JR船引駅→車25分
車:磐越道船引三春ICから19km30分
駐車場 あり/100台(スカイパレスときわ駐車場含む)/無料
URL

https://mushimushiland.com/

スポット詳細・MAPはるるぶ&more.へ

巨大な昆虫模型の世界に大興奮

ムシテックワールド(福島県/須賀川市)

ムシテックワールド(福島県/須賀川市)

ムシテックワールドは、昆虫をテーマにした自然や科学について学べる体験型の科学館です。エントランスでは特徴的な角をもつヘラクレスオオカブトや、美しく輝くニジイロクワガタなど、人気のカブトムシやクワガタムシのほか、タガメやイモリ、カエルなどの水生生物が出迎えてくれます。
昆虫好きにおすすめなのは、館内1階の「なぜだろうランド」。ここでは、クモやトンボなど巨大な昆虫模型が展示され、まるで自分が小さくなって虫たちの世界に入り込んだような気分を味わえます。例えば、トンボの目は複眼といい1万個以上もの小さな目(個眼)が集まってできていますが、そんなトンボの視野を体験できる乗り物もあるなど、子どもに人気のエリアです。

ヘラクレスオオカブト/ムシテックワールド(福島県/須賀川市)

体験プログラムも子どもたちに人気。昆虫の飼育講座や自然探索を楽しむ「自然体験プログラム」、身近にある材料を使い工夫を凝らして楽しめる「工作プログラム」、テーマに沿って実験し楽しく疑問を解決していく「実験プログラム」の3つのジャンルが用意されています。事前予約制のものあるため、お出かけ前に公式サイトをチェックしてみてください。

ほかにも、科学実験ライブショーなどイベントや、福島空港が近いことから「SUKAGAWAフライトアカデミー」という本物によく似たコクピットでの飛行機の操縦体験などもおすすめです。

住所 福島県須賀川市虹の台100
問合先 0248-89-1120
営業時間 9時~16時30分
定休日 月曜(祝日の場合は翌日)、土・日曜を除く祝日の翌日
料金 入館大人410円、高校・大学生200円、小学・中学生100円、未就学児無料
アクセス 公共交通:JR川東駅→車10分
車:あぶくま高原道路福島空港ICから10km15分
駐車場 あり/200台
URL

http://www.mushitec-fukushima.gr.jp/

スポット詳細・MAPはるるぶ&more.へ

●掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。おでかけ前に各スポットへご確認ください。

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