「師走」と呼ばれる12月。クリスマスプレゼントはもう決まりましたか? 子どもたちは冬休みに向かってワクワクが高まりますが、ママパパにとっては大掃除や仕事納め、年末年始を迎える準備など、なにかとあわただしい月ですよね。12月の年中行事をチェックして、見通しをもって過ごせますように。2024年、親子で笑顔でしめくくってくださいね。
子ども歳時記
1月 / 2月 / 3月 / 4月 / 5月 / 6月 / 7月 / 8月 / 9月 / 10月 / 11月 / 12月
- 1.12月の「知る」:親子で知っておきたい年中行事
- └ 12月の暦「大雪」(12/7)、「冬至」(12/21)
- └ 12月は祝日なし。かつては祝日があった?
- └ クリスマスプレゼントはいつ渡す?
- └ 大晦日(12/31)の過ごし方は?
- └ 12月の体調管理:今年の冬の感染症の流行は?
- 2.12月の「つくる」:折紙で「クリスマス サンタとツリー」をつくろう
- 3.12月の「学ぶ」:昆虫、星空・天体、旬の食べものなど
- └ 12月の昆虫:「テントウムシ」の冬越しを観察!
- └ 12月の花:クリスマスを華やかに彩る「ポインセチア」
- └ 12月の月:2024年最後の満月(12/15)、コールドムーン
- └ 12月の旬の食べ物:「カブ」と「キウイフルーツ」
『るるぶ』の名前の由来は、「見る+食べる+遊ぶ」×「知る+創る+学ぶ」。『るるぶKids歳時記』では、この『るるぶ』ならではの視点で、月ごとに親子で楽しみたいこと、知っておきたいことなどをご紹介します!
1.12月の「知る」:親子で知っておきたい年中行事
12月の暦「大雪」(12/7)、「冬至」(12/21)
二十四節気(にじゅうしせっき)とは、季節を表す 24 の言葉で構成されたもの。12 月は、本格的な冬の到来をあらわす「大雪」、「冬至」の 2 つです。
●大雪(12/7)
2024年の12月7日(土)は「大雪」。「おおゆき」でなく、「たいせつ」と読みます。名前が表すとおり、たくさんの雪が降り始める時期です。この時期は、雪の多い北日本だけでなく、西日本でも初雪が観測されます。
●冬至(12/21)
2024年12月21日(土)は「冬至」で、「とうじ」と読みます。一年の中でも昼間がもっとも短くて、夜が最も長くなる一日です。この日は、古くから日本中でゆず湯に入る慣習があります。ゆず湯に入ることで、身が清まる、風邪をひきにくくなるなどと伝えられています。ゆずの良い香りで、リラックスもできますね。
【こちらも参照!】
» 冬至は子どもとゆず湯!ゆず湯の理由、作り方、食べるとよいものは?
12月は祝日なし。かつては祝日があった?
2024年の12月には祝日がありません。以前は12月23日が「天皇誕生日」で祝日とされていましたが、2019年(令和元年)に上皇陛下が退位され、今上天皇が即位されたことで、祝日から平日へと変更となりました。現在の「天皇誕生日」は2月23日です。
クリスマスプレゼントはいつ渡す?
子どもたちがワクワクと楽しみに待つクリスマスプレゼント、いつ渡しますか? クリスマスプレゼントは、24日の夜から25日中に渡すものとされています。多く聞かれるのは「24日の夕飯時、家族団らんの時間帯に」または「24日の夜、子どもが寝た後に枕元においておく」というもの。いずれのタイミングも、子どもの喜ぶ顔が親にとっては一番の楽しみですね!
■これ知ってる?「メリークリスマス」の意味
クリスマスイブやクリスマスの夕飯時は、家族で「メリークリスマス!」と乾杯するご家庭も多いのではないでしょうか? 英語では「Merry Christmas」、日本語では「楽しいクリスマスを」という意味。今年も楽しいクリスマスを子どもと過ごしましょう!
【クリスマスをもっと知ろう!】
»「クリスマス」の由来、ツリーの飾り、チキンを食べる理由は?
【年齢別クリスマスプレゼント】
»4歳~小学生が喜ぶクリスマスプレゼント10選! ママパパ編集者がセレクト
大晦日の過ごし方は?
12月31 日の大晦日は、なんと平安時代から行われている日本の年中行事。新年、各家庭に訪れて幸福をもたらす歳神様を迎えいれる準備の日とされています。大晦日は、年越しそばを食べたり、除夜の鐘をきいたりついたりするのが習わしです。この日だけでは、子どもも夜更かしをして、一緒に新年を迎えてみるのもいいですね。
【大晦日をもっと知ろう】
»大晦日とは? 大掃除はいつやる?年越しそばを食べる理由は?
【除夜の鐘の体験スポットも】
»除夜の鐘、108 の回数の意味は? 除夜の鐘のつき方も紹介
12月の体調管理:今年の冬の感染症の流行は?
例年12月頃に流行がくるインフルエンザ。また、本来は夏風邪として知られる「プール熱(アデノウイルス)」など季節はずれの感染症にも注意が必要です。
こうした感染症の予防対策の基本は、新型コロナと同様「手洗い・マスク・3密回避」。アルコール消毒は、インフルエンザや RS ウイルスには有効ですが、冬にかかりやすい感染症として知られるノロウイルス・ロタウイルスなどには効きにくいため、「石鹸でしっかりと手洗いをすること」を親子で徹底しましょう
【冬の感染症対策はこちら!】
» プール熱やインフルエンザなど 症状と予防対策を解説
2.12月の「つくる」:折紙で「クリスマス サンタとツリー」をつくろう
たくさんの折紙レシピが載っている『るるぶ 楽しく折って親子で世界一周!旅のおりがみ 100』の中から、11月は「サンタクロース」を紹介。クリスマスツリーの飾りとしてもおすすめ!ぜひ、子どもと一緒に作ってみてください。
【本の詳細はこちら!】
» るるぶ楽しく折って親子で世界一周!旅のおりがみ100(Amazon)
【こちらも参照!】
3.12月の「学ぶ」:昆虫、星空・天体、旬の食べものなど
12月の昆虫:テントウムシの冬越しを観察!
昆虫の姿を見かけることがめっきりと減る12月。冬を越す様子を観察できる昆虫といえば、子どもたちにも人気が高いテントウムシです。公園の木のネームプレートの裏、建物に立てかけられている板の裏などに数十匹~数百匹のテントウムシが集まっていることがありますよ。集まっているテントウムシたちは、実は家族ではないんですよ。詳しくは、下記の記事で紹介しています。
【冬の昆虫観察はこちら!】
»冬は昆虫観察!蛹・幼虫・卵…テントウムシの集団越冬も必見
12月の花:クリスマスを華やかに彩る「ポインセチア」
12月の定番の花といえば、色鮮やかな赤が特徴で、クリスマスの飾りにもよく使われるポインセチア。この時期になると、お花屋さんの店先にたくさん並んでいます。ポインセチアは、トウダイグサ科トウダイグサ属の植物で、生育期が4月~10月となり、11月~3月まで咲いた花が楽しめます。「聖夜」「幸運を祈る」「祝福する」「私の心は燃えている」などの花言葉がありますよ。
■ポインセチアがクリスマスの花になった理由は?
「クリスマスフラワー」という別称をもつポインセチア。クリスマスカラーである赤・緑・白の3色と、ポインセチアの赤と緑、樹液の白がマッチすることから、クリスマスの花として多く使われることになったと言われています。
12月の月:2024年最後の満月(12/15)、コールドムーン
2024年12月の満月は、12月15日(日)。12月に観測される満月は「コールドムーン」とも呼ばれ、太陽の昇っている時間が短く、夜は長く寒さが厳しいことが名前の由来。天候が良ければ、親子で2024年最後の満月を眺めてみたいですね。もちろん、防寒対策も忘れずに。
【冬の星空観察の記事はこちら!】
» オリオン座・冬の大三角の見つけ方、星座の神話を紹介!
■冬の夜空はなぜ、きれい?
「冬は夜空の観察に良い季節」と言われる理由は、空気が乾燥しているからです。水蒸気が多いと大気がかすんで、空の透明度が下がりますが、気温が低く、水蒸気の少ない冬は空の透明度が下がるので、星や月もハッキリと見ることができるのです。
12月の旬の食べ物:「カブ」と「キウイフルーツ」
●カブ
12月が旬の野菜は「カブ」。子どもたちには、絵本や国語の教科書にも載っている「大きなカブ」でおなじみですね。カブの旬は春と冬の2回あり、春のカブは柔らかく、冬のカブは甘みがあります。カブと言えば、白くて真ん丸な形が想像しますが、大根のような形や細長いものもあり、色も赤、黄、紫などさまざま。日本国内の在来種だけでも、約80種もあるそうです。カブは漢字で書くと「蕪」。実は「日本書紀」にも記録があるほど、古くから食べられている野菜なんですよ。
■カブは葉の部分も栄養豊富
カブには、カリウムやビタミンC、食物繊維が含まれています。葉の部分の栄養も豊富で、βーカロテンやビタミンC、カルシウムなどを摂取することができますよ。
●キウイフルーツ
「冬なのにキウイ?」と意外にも思われるかもしれませんが、日本国内で生産されるキウイフルーツの旬は冬なんです。愛媛県、福岡県、和歌山県などで生産されます。10~11月頃に収穫されると、より美味しくするために追熟してから、12月頃にスーパーや八百屋の店頭に並びます。
美味しいキウイフルーツを選ぶポイントは、表面にうぶ毛が均一にビッシリとついていて、シワのないもの。カットしてそのまま食べたり、ヨーグルトと一緒に食べたり、楽しみ方もいろいろです。
■キウイフルーツは栄養たっぷり
キウイフルーツは栄養たっぷりの果物。1個当たりのビタミンCがレモンよりも多く、ビタミンE、食物繊維、ミネラルも豊富で、疲労回復、風邪予防などに有効です。成長期の子どもにぴったりのフルーツですね。