中国・四国のおすすめ昆虫館！カブトムシ・トンボ・蝶の展示など（広島・山口ほか）

2024年8月7日

トンボ王国四万十川学遊館（高知県／四万十市） — トンボ王国四万十川学遊館（高知県）

中国・四国（岡山・広島・山口・高知）にある昆虫館（昆虫博物館）や昆虫好きにおすすめの体験スポットなどを紹介します。チョウが飛び交う温室やホタルの観察小屋、世界のトンボ標本など、ユニークな展示があるスポットも多く、夏休みの自由研究にもおすすめ。夏の一時期のみオープンする「むつみ昆虫王国」ではカブトムシとのふれあいも楽しめます。

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 カブトムシ・クワガタが充実の施設
 2024年夏の昆虫イベント・昆虫展まとめ

世にも珍しい、病院の中の昆虫館
倉敷昆虫館（岡山県）
南国ムード満点の「パピヨンドーム」が圧巻！
広島市森林公園こんちゅう館（広島県）
夏限定でオープンする昆虫テーマパーク
むつみ昆虫王国（山口県）
ホタルを中心に自然の魅力を発信！
豊田ホタルの里ミュージアム（山口県）
トンボ王国四万十川学遊館
石川県ふれあい昆虫館（高知県）
昆虫好きにおすすめの記事

世にも珍しい、病院の中の昆虫館

倉敷昆虫館（岡山県／倉敷市）

「倉敷昆虫館」は倉敷市の「しげい病院」の1階にある、病院の中（入館は病院内を通らず外から）の昆虫館です。それにも関わらず所蔵点数は6000種4万点、展示数も3800種1万5000点と、一般的な昆虫館と同等かそれ以上の規模を誇っています。その8割が岡山県内で採取されたもので、なかには絶滅または絶滅の危機にひんしている希少種も多数含まれています。また、世界で最も美しいチョウといわれるモルフォチョウをはじめとする、世界のチョウの展示もあります。

図書コーナーでは昆虫に関する書物や図鑑、環境に関する書籍などが自由に閲覧できるほか、子ども向けの絵本なども用意。地元の小学生や園児たちの見学イベントも多く行われていて、季節に合わせたさまざまな観察会も企画されるなど、子どもたちが昆虫とふれあう機会の提供や情報発信を積極的に行っています。

問合先	086-422-8207
住所	岡山県倉敷市幸町2-30 しげい病院1階
営業時間	9時30分～13時、14～17時（最終入館は16時30分）
定休日	月曜（祝日の場合は翌日）、年末年始（12月29日～1月3日）
料金	入館無料
アクセス	公共交通：JR倉敷駅→徒歩15分車：山陽自動車道倉敷ICから国道429号経由4km10分
駐車場	あり／40台／無料（しげい病院外来駐車場を利用）
URL	https://www.shigei.or.jp/ento_museum/

南国ムード満点の「パピヨンドーム」が圧巻！

広島市森林公園こんちゅう館（広島県／広島市）

1989年開園で広島市民に長く愛されている「ひろしま遊学の森（広島市森林公園）」内にあり、常時50種、1000点以上の生きた昆虫が飼育、展示されています。外国の昆虫、水辺の昆虫、夜に活動する昆虫、林や草原の昆虫などテーマに分けた展示や、昆虫の体のつくりが分かるカブトムシの模型などの多彩な展示に加え、昆虫標本などの展示もあり、年間を通じて楽しむことができます。また、昆虫教室や飼育室ツアー、季節の企画展などのイベントも多く行われていて、さまざまな形で昆虫とふれあえます。

なかでも特に人気があるのが、沖縄産を中心に多種多様なチョウが飛び交う、南国ムードあふれるガラス張りの温室「パピヨンドーム」。ブーゲンビリアやハイビスカスなどの南国植物が咲き誇る温室内を、約10種、500匹以上の色とりどりのチョウが舞う様子は圧巻です。

「ひろしま遊学の森（広島市森林公園）」内には高さ13mの吊り橋やモノレール、ザイルクライミング、大型遊具、毛利元就時代の山城を再現した山城展望台などがあり、「広島県緑化センター（緑化植物公園）」にも隣接しているので、1日楽しめるスポットです。

問合先	082-899-8964
住所	広島県広島市東区福田町字藤ヶ丸10173
営業時間	9時～16時30分（最終入館は16時）
定休日	水曜（祝日の場合は翌日）
料金	入館大人510円、高校生170円、中学生以下は無料
アクセス	公共交通：JR広島駅→車20分車：山陽自動車道広島東ICから県道70号経由3.8km10分
駐車場	あり／312台／1回450円
URL	http://www.hiro-kon.jp/

夏限定でオープンする昆虫テーマパーク

むつみ昆虫王国（山口県／萩市）

中国山地の豊かな自然の中にある「むつみ昆虫王国」は、夏季（2024年は7月13日～8月15日）限定でオープンする、昆虫とのふれあいテーマパークです。園内にはカブトムシを間近で観察し触れることができる「かぶと虫ドーム」、ヘラクレスオオカブトなどが展示され、カブトムシやクワガタムシの販売も行う「クワガタの館」、昆虫採集が楽しめるように整備された「昆虫の森」の3つの施設があります。

なかでも「かぶと虫ドーム」はドーム型のネットで覆われた、カブトムシが好んで棲息するクヌギなどが植えられた空間に、約100匹のカブトムシが放たれている大人気施設。カブトムシを手に乗せてみたり、生態を観察したり、さまざまな形で自由にふれあうことができます。ドーム内のカブトムシを持ち帰ることはできませんが、「クワガタの館」で販売もあるので、たくさんのカブトムシとふれあった思い出に購入して持ち帰るのもいいですね。

問合先	08388-8-0064（開園期間中のみ）※開園期間外は08388-6-0211（萩市むつみ総合事務所）
住所	山口県萩市高佐下2750-202
営業時間	9～17時（最終入園は16時30分、初日は10時～、最終日は～15時）
定休日	夏季（2024年は7月13日～8月15日）のみ営業、期間中無休
料金	かぶと虫ドーム入園3歳以上500円
アクセス	公共交通：JR萩駅→車40分車：中国自動車道鹿野ICから国道315号経由45km1時間
駐車場	あり／20台／無料
URL	https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=1100194

ホタルを中心に自然の魅力を発信！

豊田ホタルの里ミュージアム（山口県／下関市）

下関市の内陸側に位置し、ゲンジボタルで有名な豊田町エリア。「豊田ホタルの里ミュージアム（下関市立自然史博物館）」では、ホタルや下関市で見られる動物、植物、化石、岩石など、さまざまな自然について学べます。特にホタルに関する展示が充実していて、多くの標本や映像、模型を使って紹介されています。また、実際に飼育されているホタルの幼虫なども見ることができます。さらに、ホタルの幼虫が生息する水路やホタルの観察小屋がある「ホタルせせらぎ広場」をはじめ、さまざまな昆虫や貝類などの動植物が観察できる屋外施設にも注目です。

館内では下関地域で見られる魚類や水生昆虫類、甲殻類、両生類などの生態展示があります。また、昆虫のみならず自然全体が好きなキッズは、動物や植物、化石、岩石などの標本展示や解説などにも興味津々になること間違いなし。体験学習イベントも毎月開催されているので、さまざまな角度から自然について学ぶことができます。

問合先	083-767-0350
住所	山口県下関市豊田町中村50-3
営業時間	9～17時（6月のホタル成虫発生期は～20時※変動あり、最終入館はいずれも閉館30分前）
定休日	月曜（祝日の場合は翌平日）
料金	入館大人200円、大学生など100円、高校生・18歳以下は無料
アクセス	公共交通：JR小月駅→車25分車：中国自動車道小月ICから国道491号、県道34号経由16km20分
駐車場	あり／33台／無料
URL	https://hotaru-museum.jp/

トンボと魚について遊んで学ぶ

トンボ王国四万十川学遊館（高知県／四万十市）

「トンボ王国四万十川学遊館」は、四万十川西岸にある約5haの「四万十トンボ自然公園」とともに構成される「トンボ王国」内にある博物館で、「あきついお」の愛称で親しまれています。楽しく学べるパズルゲームあり、クイズあり、そして水族館ありと、大人から小さな子どもまで遊びながら楽しみ、学べるスポットです。「とんぼ館」と「さかな館」があり、「とんぼ館」では世界のトンボ標本約1000種、3000点を展示。さらに、トンボだけでなく、2階には世界の昆虫の展示コーナーもあります。

一方の「さかな館」では、貴重種のアカメなど四万十川産の魚をメインに、日本や世界の淡水・汽水魚約300種を飼育展示。四万十川水系の魚コーナー、日本の魚とタナゴコーナー、世界の魚コーナー、古代魚コーナーなどがあり、特に古代魚コーナーのピラルクのエサやり体験は、ここならではの大人気体験です。

問合先	0880-37-4110
住所	高知県四万十市具同8055-5
営業時間	9～17時（四万十トンボ自然公園は入園自由）
定休日	月曜（祝日の場合は翌日）、春・夏休み、GWは無休
料金	入館大人880円、中学・高校生440円、4歳以上330円、4歳未満は無料
アクセス	公共交通：土佐くろしお鉄道中村駅→車10分車：高知自動車道四万十町中央ICから国道56号経由52km1時間
駐車場	あり／100台／無料
URL	https://gakuyukan.com/