
JR東日本が、2027年春(予定)に新たな夜行特急列車を導入することを発表し、大きな話題となっています。車両の内装は?運行エリアは?デビューの時期は?ファミリーでも利用できそうかなど、気になるポイントをご紹介します!
常磐線特急が「ブルートレイン」に変身!?

10号車側先頭車両イメージ
新型の夜行特急列車は、主に常磐線「ひたち」で使用されている車両を改造。車体を包み込むようにカラーリングされる2色の青が特徴です。
1号車側には、明るい青色「メモリアルブルー」を、10号車側には、真夜中から夜明けへと向かう時の流れを象徴する濃紺「ミッドナイトホライズン」を乗せているそう。
今回発表された夜行列車が青色のカラーリングであること、そしてプレスリリースにもブルートレインという単語が登場したことから、鉄道ファンの間で大きな話題になっています。
車内は全室個室 ファミリー向けの個室も

車両編成(イメージ)
車内は「シンプルでありながら上質な移動空間」がコンセプト。プライベートスペースを確保するため、全席グリーン車指定席の個室タイプです。1人だけでなく、2人以上で使えるよう複数の部屋タイプが用意されているとか。
また、一部座席はグリーン車よりさらに上質なプレミアムグリーン個室となっています。
プレミアムグリーン個室(1人用/2人用)

プレミアムグリーン、2人用個室座席使用時のイメージ
※玄関や荷物置きとして使用可能なスペースあり
1号車と10号車はプレミアムグリーン個室。部屋の広がりを感じられるよう、シンプルな形状と配色を採用しています。素材感豊かな塗装面を床から天井まで大胆に使い、プレミアムグリーン個室にふさわしい空間を演出しているそう。
靴を脱いで過ごせる室内には、広々としたL字型ソファを配置。座面を組み替えることで、リラックスした姿勢からフルフラットのベッドスタイルまで、自在に楽しめるよう設計されています。
- フルフラット面:幅190㎝×長さ200㎝程度(2人用個室の場合)
グリーン個室(1人用/2人用)

2人用個室の座席使用時(イメージ)
座席はやわらかな丸みを帯びた形状。簡単な操作でフルフラットにでき、長時間の移動も快適に過ごせる上質な空間になっています。
座席生地は、1人用個室にはひとりでもゆったりくつろげるよう落ち着いた色味を、2人用個室には家族や友人との会話が弾むよう、華やかで親しみやすい配色を採用しているそうです。
- フルフラット面:幅185㎝×長さ200㎝程度(2人用個室の場合)
グリーン個室(4人用)

グリーン個室(4人用)。家族みんなでゴロゴロできそう!
最大4人家族や友人どうしで利用できる、常時フルフラットの個室です。4人がゆったりと横になれる広さを備えた、シンプル空間というのが大きな特徴。座面が常にフラットなため、小さな子どもを連れた旅にも安心です。玄関や荷物置きとして使用可能なスペースもあります。
- フルフラット面:幅325㎝×長さ195㎝程度
ラウンジ

5号車はラウンジになっています。車内唯一のオープンスペースとして、開放的でありつつも落ち着きのある空間になるそう。乗客であれば誰でも利用可能です。
気になる運行エリアは?
現在発表されている情報は、運行開始時期は2027年春予定、運行エリアは首都圏エリア~北東北エリアなどを予定(時期によって運行エリアの変更あり)ということのみ。
詳細なダイヤ、料金、列車名称などについては今後改めて発表とのこと。夜行列車という非日常体験が、鉄道で旅をするワクワク感につながりそうですね!
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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