甲信越・北陸のおすすめ昆虫館！オオムラサキやカブトムシを観察（山梨・長野ほか）

2024年8月7日

甲信越・北陸（山梨・長野・新潟・石川）にある昆虫館（昆虫博物館）や昆虫好きにおすすめの体験スポットなどを紹介します。オオムラサキやオオゴマダラなど美しいチョウの舞う姿が見られるスポットや、夏に世界のカブトムシやクワガタムシとのふれあいが楽しめるスポットも。子どもの夏休みの自由研究にも活用してみては。

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日本が誇る、オオムラサキの昆虫館
北杜市オオムラサキセンター（山梨県）
美しいチョウの世界にどっぷり
信州昆虫資料館（長野県）
日本最大級の「カブトムシドーム」は必見
平尾山公園昆虫体験学習館（長野県）
世界のカブトムシ、クワガタムシを飼育
辰野町世界昆虫館（長野県）
アゲハチョウやカブトムシとふれあえる！
胎内昆虫の家（新潟県）
カブトムシたちとのふれあいの後は購入もできる
昆虫王国立山・立山自然ふれあい館（富山県）
施設充実！日本海側最大級の本格昆虫館
石川県ふれあい昆虫館（石川県）
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日本が誇る、オオムラサキの昆虫館

北杜市オオムラサキセンター（山梨県／北杜市）

日本の国蝶であるオオムラサキの全国一の生息地の山梨県北杜市。雄大な自然が広がる八ヶ岳山麓に位置し、子どもたちに人気の昆虫が数多く生息しているオオムラサキ自然公園内にあるのが、「北杜市オオムラサキセンター」です。

館内ではオオムラサキを中心に、さまざまなチョウや昆虫の生態を紹介。幼虫から成虫まで実際のオオムラサキの成長過程を間近で観察することができる上、6月下旬～7月下旬にはオオムラサキの羽化を目の当たりにすることもできます。また、オオムラサキが生息する八ヶ岳山麓の雑木林の四季を再現したジオラマ雑木林や、リアルな飛翔模型や構造模型、工作体験、映像展示もあるので、一年を通じてオオムラサキの生態を学べます。

オオムラサキ自然公園内では、6月下旬～8月中旬に自然のオオムラサキが飛び交う姿が見られることも。メダカ観察池や水生植物沼、トンボ湿生植物観察沼などもあり、オオムラサキ以外にもさまざまな昆虫を観察できます。

問合先	0551-32-6648
住所	山梨県北杜市長坂町富岡2812
営業時間	9～17時（7・8月は～18時、12～3月は～16時、最終入館はいずれも閉館30分前）
定休日	月曜（祝日の場合は翌日）、祝日の翌平日、夏休み期間は無休
料金	入館大人420円、小中学生200円、幼児無料
アクセス	公共交通：JR日野春駅→徒歩10分車：中央自動車道長坂ICから県道17号経由4km10分
駐車場	あり／38台／無料
URL	http://oomurasaki.net/

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美しいチョウの世界にどっぷり

信州昆虫資料館（長野県／青木村）

日本の原風景が広がる長野県青木村、十観山の中腹に位置する「信州昆虫資料館」は、日本、東南アジアや中南米など、世界のクワガタムシ、カブトムシ、チョウの各種標本を展示しています。特にチョウの収集に力を入れていて、日本全国の美しいチョウはもちろん、モルフォやトリバネアゲハなど世界中の珍しいチョウを見ることもできます。約９haの自然豊かな森には、遊歩道とビオトープを設置。生きた虫たちの姿や四季折々の植物、遠く浅間山まで見渡せる景色とともに、吹き抜ける風を肌で感じることができます。年2回の企画展を中心に、夜間昆虫観察会や森歩きなどのイベントも随時開催されています。

館内は1階にロビー、キッズスペース、昆虫図書室があり、2階にはチョウを中心とした標本展示室、企画展示室、山田靖昆虫画展示室、栗田貞多男写真ギャラリーがあります。チョウについては北海道から沖縄まで全国に生息するほぼ全種にあたる、約250種類を展示。美しい翅の細部まで、じっくり観察できます。オオムラサキやアサギマダラ、森の宝石ゼフィルスと呼ばれるミドリシジミ属など人気のチョウたちは、森で悠々と暮らす自然な姿で楽しめます。

問合先	0268-37-3988
住所	長野県小県郡青木村田沢1875-6
営業時間	10～17時（11月は～16時、最終入館はいずれも閉館30分前）
定休日	月・火曜（祝日の場合は翌営業日が休館、11月下旬～4月上旬は冬季休業）
料金	入館大人300円、中学生以下無料
アクセス	公共交通：JR上田駅→車で40分車：長野自動車道麻績ICから20km30分、上信越自動車道上田菅平ICから23km45分
駐車場	あり／20台／無料
URL	http://www.vill.aoki.nagano.jp/koncyuu.html

佐久平PA内、日本最大級の「カブトムシドーム」は必見

平尾山公園昆虫体験学習館（長野県／佐久市）

上信越自動車道・佐久平PA直結の佐久平ハイウェイオアシス「パラダ」は、アスレチック、キッズランド、BBQ、日帰り温泉など様々なアクティビティが1日楽しめる遊びのスポット。そんなパラダ内にある昆虫体験学習館では、昆虫標本の展示に加え、生きたヘラクレスオオカブト、ニジイロクワガタ、ギラファノコギリクワガタなどが観察できます。

カブトムシ好きのキッズにぜひ訪ねてもらいたいのが、屋外にある巨大な「カブトムシドーム」。直径18ｍと14ｍの2つの大型ドームが連結された広い空間は、カブトムシ用としては日本最大級。ここでは期間限定で（7月上旬～8月中旬）放し飼いにされたカブトムシたちが自由に生活する様子を見ることができます。餌を食べる様子の観察や、実際に手に取って触れることができるため、子どもたちでにぎわっています。ドーム内のカブトムシは、観察したら元いた場所に戻してあげましょう。

昆虫体験学習館の一階展示室には飼育員さんが常駐しているので、気にあることがあればその場でお話できます。気軽に声をかけてみてくださいね。
都心から車で約90分ほどと比較的アクセスも良好で、カブトムシや自然の魅力を気軽に再発見できるスポットです。

住所	長野県佐久市下平尾2681 佐久平ハイウェイオアシス「パラダ」内
問合先	0267-68-1111
営業時間	通常期間：9時30分～17時　夏休み期間：9時30分～18時　※2024年は7月20日〜9月1日
定休日	不定休
料金	入館大人200円、4～15歳100円、3歳以下無料
アクセス	公共交通：JR北陸新幹線佐久平駅→車で11分。またはJR小海線岩村田駅→車で10分車：上信越道佐久平PA(スマートインター)直結。または上信越道佐久ICから11分
駐車場	あり／700台
URL	https://www.saku-parada.jp/green/konchukan/

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世界のカブトムシ、クワガタムシを飼育

辰野町世界昆虫館（長野県／辰野町）

長野県辰野町の荒神山スポーツ公園内にある「辰野町世界昆虫館」は、約1500種、3万点の昆虫標本を収蔵・展示する昆虫博物館です。世界のカブトムシ、クワガタムシを飼育しているので、実際に触れて観察できるコーナーでは、幼虫から成虫までの成長過程を間近で観察することができます。また、チョウやトンボ、カマキリ、バッタなどの身近な昆虫から、滅多に見ることのできない希少な昆虫まで展示され、昆虫の生態や役割について分かりやすく解説された展示パネルも用意されているので、昆虫への理解が深まります。
辰野町はホタルの町としても有名。館内には清流に卵を産み、羽化して乱舞するまでを再現した、ホタルの生態を紹介するジオラマも設置されています。

荒神山スポーツ公園内には大型複合遊具や、ボルダリング場やホタルミュージアムがある「アラパ」などのレクリエーション施設が点在しているので、合わせて訪れるのもおすすめです。

問合先	0266-44-2615
住所	長野県上伊那郡辰野町樋口2409-1（荒神山スポーツ公園内）
営業時間	9～15時（日によって早期閉館の場合あり）
定休日	月～金曜（土・日曜、祝日のみ開館、12月中旬～3月中旬は冬期休館）
料金	入館大人500円、中学生400円、小学生以下350円
アクセス	公共交通：JR辰野駅→車5分車：中央自動車道伊北ICから国道153号経由4km10分
駐車場	あり／150台／無料（荒神山スポーツ公園駐車場を利用）
URL	https://www.town.tatsuno.lg.jp/gyosei/soshiki/manabinoshienka/bunka_sports/3/789.html

アゲハチョウやカブトムシとふれあえる！

胎内昆虫の家（新潟県／胎内市）

「胎内昆虫の家」は新潟県胎内市にある体験型の昆虫博物館です。館内には美しいチョウを中心に、国内外の昆虫標本が約1万点も展示されていて、パネルや映像、ゲームを使って楽しく昆虫について学べます。

日本の身近な昆虫たちや、カブトムシやクワガタムシをはじめ世界の昆虫たちを生態展示で実際に見て触れて学べるのも、この昆虫館の魅力。チョウ園では、アゲハチョウのえさやり体験が好評です。

夏季（2024年は7月25日～9月1日）は毎年恒例の夏の特別展「巨大カブト・クワガタ大集合」が大人気！ヘラクレスオオカブトをはじめ世界の生きたカブトムシやクワガタムシが十数種類も集まり、標本は300種類以上も展示されます。

問合先	0254-48-3300
住所	新潟県胎内市夏井1204-1
営業時間	9～17時（最終入館は16時30分）
定休日	月曜（祝日の場合は翌日）、夏休み期間（2024年は7月25日～8月31日）は無休、12月1日～3月19日は冬期休館
料金	入館大人410円、小中学生260円、幼児無料
アクセス	公共交通：JR中条駅→車20分車：日本海東北自動車道中条ICから国道7号経由20km30分
駐車場	あり／50台／無料
URL	https://www.city.tainai.niigata.jp/kurashi/kyoiku/bunka-sports/insect/

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カブトムシたちとのふれあいの後は購入もできる

昆虫王国立山・立山自然ふれあい館（富山県／立山町）

豊かな自然に囲まれた立地を活かして、バーベキューやタケノコ掘りが楽しめる「立山自然ふれあい館」。併設している「昆虫王国立山」では、春にはカブトムシの幼虫掘り体験、夏にはカブトムシ・クワガタ展など季節ごとのイベントが開催されています。夏にぜひ足を運びたいのが、館内の「昆虫ドーム」。ここではカブトムシやクワガタを実際に手に取って観察できます。ヘラクレスオオカブトやアトラスオオカブトなどにも会えるかもしれません。

昆虫ドームの最大の魅力はなんといっても、ふれあったカブトムシ・クワガタの中で、気に入った一匹は購入できるところ。ふれあうことで芽生えた愛着や、小さな命を大切にする気持ちを子どもたちに知ってもらう良い機会になりそうです。飼育セットも販売されているので、手ぶらで行ってもカブトムシたちをお迎えできるのも心強いですね。
昆虫とのふれあいを通して、責任ある行動の大切さを学べるはず。アドバイスをくれるスタッフさんもいるので、子どもの「飼ってみたい」という気持ちに任せてみてはいかがでしょうか。

住所	富山県中新川郡立山町四谷尾177
問合先	076-462-8555
営業時間	9時30分～16時30分
定休日	火曜（祝日の場合は翌平日）
料金	大人700円、小学生500円　幼児（4歳以上）300円
アクセス	公共機関：富山地方鉄道五百石駅→バス、バス停：四谷尾下車　徒歩15分（日曜日運休）富山地方鉄道上市駅→車で15分車：北陸自動車道立山ICより車で15分
駐車場	あり／無料／150台
URL	http://www.tateyama-nature.sakura.ne.jp/

施設充実！日本海側最大級の本格昆虫館

石川県ふれあい昆虫館（石川県／白山市）

「石川県ふれあい昆虫館」は、1998年に開館した日本海側最大級の本格的な昆虫博物館です。ギネス級のカブトムシやクワガタムシ、世界の珍しい虫たちなどを大型ガラスケース展示した「世界の昆虫」では、世界中から集められた約1500種、3000点もの昆虫標本が見学できます。また、チョウのハネを拡大して見たり、セミやバッタ、ハチの羽音を聞いたり、生きた昆虫に触れることができる体験コーナー「虫とあそぼう」などがあります。

なかでも特に人気なのが、オオゴマダラなど約10種1000匹のチョウが飛び交う「チョウの園」。チョウの密度は全国の昆虫館のなかでも随一で、色とりどりの蝶が目の前を舞う姿は、まさに圧巻です。

さらに、「昆虫ウォッチング」ではヘラクレスオオカブトをはじめ、オオコノハムシやハンミョウなど約20種200匹の生きた昆虫を観察。国内希少野生動植物に指定されている、貴重なゲンゴロウも見ることができます。

館内にはミュージアムショップ、小さな子ども向けには授乳室やベビーカーの貸し出しもあります。夏休み期間（2024年は7月12日～8月30日）に行われる世界のカブトムシやクワガタムシとのふれあいなど、季節ごとにさまざまなテーマの企画展やイベントも開催されているので、年間を通じて楽しめるスポットです。

問合先	076-272-3417
住所	石川県白山市八幡町戌3
営業時間	9時30分～17時（11～3月は～16時30分、最終入館はいずれも閉館30分前）
定休日	火曜（祝日の場合は翌平日）、夏休み期間（2024年は7月20日～8月31日）とGWは無休
料金	入館大人410円、小学生～高校生200円、幼児無料
アクセス	公共交通：北陸鉄道鶴来駅→徒歩15分車：北陸自動車道白山ICから国道157号経由11km30分
駐車場	あり／64台／無料
URL	https://www.furekon.jp/