静岡県の特徴をまとめたマンガや、覚えておきたい場所がわかる地図で、楽しく地理を学べます。県庁所在地や人口、面積などの基本データも掲載。気候や地形、産業、歴史、名産などを覚えてから、静岡県を家族で旅行すると、さらに理解が深まります。楽しく学べるおすすめの観光スポットもチェックしましょう。
この記事の前半は「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」から抜粋してまとめたものです
東海の特徴マンガ・地図の記事
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地理・気候カンタン説明&基本データ
本州の太平洋側の中央にあり、県の北東に富士山がそびえているよ。夏から秋は台風の影響を受けやすく、沖合を暖流の日本海流(黒潮)が流れるため、冬もあたたかくなるんだ。茶の栽培がさかんで、浜松市を中心に東海工業地域が発達しているよ。
<静岡県の基本データ>
県庁所在地 | 静岡市 |
---|---|
旧国名 | 伊豆・駿河・遠江 |
人口 | 365万9000人(10位) |
人口密度 | 471人/平方キロメートル(13位) |
面積 | 7777平方キロメートル(13位) |
県の花 | ツツジ |
県の木 | モクセイ |
県の鳥 | サンコウチョウ |
ゆかりの人物 | 今川義元(戦国大名)、春風亭昇太(落語家) |
静岡県の特徴をマンガで覚えよう
地図(イラストマップ)で学ぼう!
1.浜名湖
うなぎ養殖の発祥の地
淡水(塩気のない水)と海水が混じる汽水湖。うなぎの養殖場として知られ、浜松市内にはうなぎ料理の店が数多くあるよ。名産品の「うなぎパイ」も有名だよ。
2.焼津港
遠洋漁業がさかん
かつお、まぐろの水揚げ量は日本有数。静岡県は、沖合に暖流の日本海流(黒潮)が流れるから、よい漁場にめぐまれているんだ。
3.富士山
日本一の山
古くから信仰の対象としてあがめられ、奈良時代の和歌集『万葉集』にも富士山が登場しているよ。1707年の噴火で中腹に宝永山ができたんだ。
「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」
この記事のここまでの内容は、「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」から抜粋して作成しています。オールカラーの本誌には、全47都道府県のおもしろくてためになる情報が満載!各都道府県のより詳しい情報やクイズ、さらに付録として壁に貼れるA2サイズの地図ポスターも付いています。
3男1女が東大理Ⅲに合格した佐藤ママも、「中学受験に役立つ!」と推薦していますよ。
一度は行きたい!静岡県の自然・名所
三保松原(静岡県/静岡市)
みほのまつばら
富士山を背景に砂浜、松林が続く景勝地
(C)静岡県観光協会
駿河湾から突き出た半島の約7kmの海岸線に松が並ぶ。平安時代から親しまれている景勝地で、天候がよければ富士山を背景に砂浜、松林が続く、歌川広重の浮世絵にも描かれた美しい景色が見られる。平成25年(2013)6月、ユネスコによる富士山の世界文化遺産登録の構成資産に認められた。平成31年(2019)3月、静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」が開設した。
竜ヶ岩洞(静岡県/浜松市)
りゅうがしどう
黄金の大滝は圧巻。東海地方最大級の鍾乳洞
落差30mの黄金の大滝
竜の爪痕を残す大岩があると伝わる、竜ヶ石山にある洞窟。東海地方で最大級の鍾乳洞で、約1kmのうち一般公開されているのは約400m。何万年もの歳月をかけて形成され、マリア観音や鳳凰の間、石柱の宝などの鍾乳石が並ぶ。なかでも、落差30mの黄金の大滝は圧巻だ。
万葉の森公園(静岡県/浜松市)
まんようのもりこうえん
『万葉集』をイメージして整備、博物館もある公園
浜北万葉まつり「曲水の宴」
『万葉集』の歌の世界をイメージして整備された公園。歌に詠まれた約300種の植物が植えられ、歌とともに紹介されている。園内には浜北ゆかりの万葉歌や万葉人の生活・文化に関する資料を展示する万葉資料館のほか、草木染めの体験ができる伎倍の工房、万葉食が味わえる万葉亭(要予約)もあり。約200種400本の椿も見事。見ごろを迎える2~3月には椿まつりを開催。毎年秋には、曲水の宴を催す「浜北万葉まつり」を開催。
静岡県の歴史・文化がわかる観光スポット
特別史跡 登呂遺跡(静岡県/静岡市)
とくべつしせき とろいせき
弥生時代の高床式倉庫、水田跡などを復元
静岡市立登呂博物館 / 遺跡には復元された住居や高床倉庫が並ぶ
昭和18年(1943)に発掘された、弥生時代後期(1~3世紀)の集落跡。住居倉庫や水路、水田、木製農具なども多数発見され、当時の生活解明に大きく寄与した。一帯は遺跡公園として整備。復元された住居や穀物を貯蔵する高床倉庫、水田跡などが見られる。平成28年(2016)、出土遺物775点が重要文化財に指定された(一部を併設の博物館に展示)。所要1時間。
韮山反射炉(静岡県/伊豆の国市)
にらやまはんしゃろ
ペリー来航がきっかけでできた大砲をつくる炉
幕末に造られた反射炉は伊豆の国市のシンボル
安政4年(1857)、韮山代官だった江川太郎左衛門英龍の進言で建設された鉄製大砲を鋳造するための炉。嘉永6年(1853)のペリー来航、欧米各国のアジア進出に対抗するため、軍備の近代化を目的として建設された。実際に稼働した反射炉として、ほぼ完全な形で残るのは全国でもここだけ。2基の反射炉の外側は伊豆石、煙突部分は3段構造で127段のレンガが積まれ、煙突を含め高さは約16m。内側は耐火レンガのアーチ積み。天井に熱を反射させて一点に集中し、金属を溶かす構造。平成27年(2015)7月には韮山反射炉を含む「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産に登録された。
MoBS 黒船ミュージアム(静岡県/下田市)
もっぶす くろふねみゅーじあむ
黒船や開国に関する資料を展示する博物館
了仙寺所蔵品(原本)
下田条約が締結された了仙寺境内にあるミュージアム。黒船や開国の資料を3000点以上を収蔵展示。肉筆画や版画、古地図が大半を占める。シアターでは、日英中3ケ国語で30分の映像を見ることができる。ミュージアムショップにはオリジナルグッズがたくさん。
静岡県の産業を学べる観光スポット
ふじのくに茶の都ミュージアム(静岡県/島田市)
ふじのくにちゃのみやこみゅーじあむ
大茶園が広がる牧之原台地でお茶の体験
ふじのくに茶の都ミュージアム / 抹茶挽き体験
日本一の大茶園である牧之原台地に位置し、お茶の産業・歴史・文化・機能性を紹介する展示のほか、小堀遠州ゆかりの日本庭園や茶室、綺麗さびを意識したレストラン・ミュージアムショップもみどころ。茶道や抹茶挽き、お茶の手揉みなどの体験ができ、子どもから大人までお茶について楽しく学べる。
ヤマハ発動機・コミュニケーションプラザ(静岡県/磐田市)
やまははつどうき こみゅにけーしょんぷらざ
ヤマハの最新技術などを紹介
世界グランプリを彩ったチャンピオンマシン
ヤマハ発動機が生産したレーサーモデルや市販車用のバイク、F1マシンやマリン製品の展示や最新技術などを紹介。バイクや釣りのシミュレーションも楽しめる。
沼津魚市場株式会社 INO(静岡県/沼津市)
ぬまづうおいちばかぶしきがいしゃ いーの
深海魚のセリも見学できる、沼津の魚市場
世界グランプリを彩ったチャンピオンマシン
駿河湾をはじめ、全国各地の旬の魚介が集まる沼津の魚市場。その魚市場に、飲食店や展望施設などを併設した「沼津魚市場INO」では、活気あふれるセリの様子も見学もできる(5時45分~7時頃まで)。9月中旬~翌年の5月中旬までは、深海魚のセリを見ることができる。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
47都道府県の特徴マンガ・地図の記事
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