三重県の特徴をまとめたマンガや、覚えておきたい場所がわかる地図で、楽しく地理を学べます。県庁所在地や人口、面積などの基本データも掲載。気候や地形、産業、歴史、名産などを覚えてから、三重県を家族で旅行すると、さらに理解が深まります。楽しく学べるおすすめの観光スポットもチェックしましょう。
この記事の前半は「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」から抜粋してまとめたものです
東海の特徴マンガ・地図の記事
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地理・気候カンタン説明&基本データ
紀伊半島の東側にあり、太平洋に面しているよ。1年を通してあたたかく、尾鷲市から大台ヶ原山にかけては日本でもっとも雨の多い地域なんだ。みかんや茶の栽培、真珠の養殖がさかんで、工業では、四日市市で石油化学工業が発達しているよ。
<三重県の基本データ>
県庁所在地 | 津市 |
---|---|
旧国名 | 伊勢・志摩・伊賀・紀伊 |
人口 | 179万1000人(22位) |
人口密度 | 310人/平方キロメートル(20位) |
面積 | 5774平方キロメートル(25位) |
県の花 | ハナショウブ |
県の木 | ジングウスギ |
県の鳥 | シロチドリ |
ゆかりの人物 | 松尾芭蕉(俳人)、吉田沙保里(レスリング選手) |
三重県の特徴をマンガで覚えよう
地図(イラストマップ)で学ぼう!
1.大台ヶ原山
日本有数の多雨地域
標高1695mの山で、鹿児島県の屋久島とならび、日本の中でも雨が多い地域なんだ。雨が多いことで、太平洋側にはブナやトウヒの原生林が広がっているよ。
2.真珠
おだやかな湾で育つ
英虞湾や五ヶ所湾で養殖がさかんだよ。明治時代に御木本幸吉が相島(真珠島)で世界で初めて、アコヤ貝を使った真円真珠の養殖に成功したんだ。
3.伊勢神宮
2000年の歴史をもつ聖地
皇室の祖先神である天照大御神をまつる神社。江戸時代に「おかげ参り」とよばれる庶民の参拝が広まり、東海道の桑名、四日市などの宿場町が栄えたよ。
「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」
この記事のここまでの内容は、「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」から抜粋して作成しています。オールカラーの本誌には、全47都道府県のおもしろくてためになる情報が満載!各都道府県のより詳しい情報やクイズ、さらに付録として壁に貼れるA2サイズの地図ポスターも付いています。
3男1女が東大理Ⅲに合格した佐藤ママも、「中学受験に役立つ!」と推薦していますよ。
一度は行きたい!三重県の自然・名所
熊野古道(熊野参詣道)(三重県/田辺市ほか)
くまのこどう(くまのさんけいみち)
熊野三山へ参る信仰の道(世界遺産)
(公社)和歌山県観光連盟 / 中辺路の牛馬童子像
熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社・那智山青岸渡寺の三社一寺の総称)に通じる信仰の道。上皇や貴族の熊野御幸から始まり、武士や庶民に至るまで多くの人々が訪れ、切れ間なく旅人の行列ができた様子から「蟻の熊野詣」ともよばれた。ルートは複数あるが、京・大阪からの紀伊路を経て、田辺から熊野本宮に至る中辺路[なかへち]をメインに、高野山からの小辺路[こへち]、田辺から海岸線沿いに新宮へ向かう大辺路[おおへち]、伊勢からの伊勢路などがある。
夫婦岩(三重県/伊勢市)
めおといわ
興玉神石と日の出を拝する鳥居
若いカップルにも人気の夫婦岩
ニ見浦にそびえる男岩、女岩とよばれる大小の2つの岩。沖合約700mに鎮まる二見興玉神社縁の興玉神石[おきたましんせき]と日の出を拝する鳥居の役目を果たしている。仲むつまじく立ち並ぶその様子から夫婦円満や良縁の象徴としても知られ、夏至のころには男岩と女岩の間から昇る日の出を拝みに訪れる人が多い。気象条件が合えば霊峰冨士を拝すこともできる。
赤目四十八滝(三重県/名張市)
あかめしじゅうはちたき
日本サンショウウオセンターも要チェック!
赤目五瀑のひとつ「荷担滝」
戦国時代伊賀忍者の修業場であったことでも知られ、大小無数の滝が存在し次々に現れる様は、まさに滝絵巻と称される美しさ。なかでも不動滝、千手滝、布曳滝、荷担滝、琵琶滝は五瀑と呼ばれ、赤目四十八滝の代表的な存在だ。滝から放たれるマイナスイオンを全身に浴びながらの、片道約4kmの遊歩道散策は格別だ。渓谷入口にはオオサンショウウオやアマゴが見られる赤目滝水族館、赤目滝バス停付近には忍者修行体験ができる忍者の森や赤目自然歴史博物館なども。秋~冬限定の渓谷ライトアップ「幽玄の竹あかり」は幻想的。
伊賀流忍者博物館(三重県/伊賀市)
いがりゅうにんじゃはくぶつかん
からくり見学、手裏剣体験、忍術実演ショーなど
どんでん返し
伊賀流忍術発祥の地にある博物館。忍者屋敷と忍者体験館、忍者伝承館の3施設から成る。伊賀の山奥にあった江戸時代後期の農家を移築し、伝承されてきた仕掛けからくりを復元した忍者屋敷では、さまざまなからくりを見学できる。忍者体験館では、豊富な資料と映像で意外な忍者の姿を学べ、忍者が使用した手裏剣の体験も。忍者伝承館では現代社会にも応用できる忍びの術を紹介。本物の武器を使用した大迫力の忍術実演ショー(有料)も必見だ。
三重県の歴史・文化がわかる観光スポット
伊賀上野城(三重県/伊賀市)
いがうえのじょう
日本屈指の高さを誇る石垣は圧巻
紅葉と天守閣
天正13年(1585)、筒井定次が築城。慶弔13年(1608)、筒井に代わって伊賀に移封になった築城の名手、藤堂高虎が大改修をし、西側に日本屈指の高さを誇る石垣を築いた。五層の天守閣は竣工直前の慶長17年(1612)、暴風雨のため倒壊した。現在の天守閣は昭和10年(1935)、木造で復興したもので伊賀市指定文化財。内部に藤堂家ゆかりの武具や調度品、著名人の書画など多数の資料を展示。城跡は国の史跡指定を受けている。
関まちなみ資料館(三重県/亀山市)
せきまちなみしりょうかん
江戸時代の町家を利用し当時の暮らしを再現
関宿の歴史を知ることができる町家建築
江戸時代の町家を公開し、宿場の暮らしを再現した資料館。内部にはバッタリや蔀戸[しとみど]など町家特有の工夫が見られるほか、当時の生活道具が展示されている。
本居宣長記念館(三重県/松阪市)
もとおりのりながきねんかん
『古事記伝』などの重要文化財を展示
鈴屋に隣接する記念館には、宣長の著書、蔵書、書簡、愛用の文具や鈴のコレクションが収蔵、展示されている。享保15年(1730)、松坂本町の小津家に生まれ、23歳で上京し、5年半の勉学ののちに帰郷、町医を開業した。その後、国学者の賀茂真淵と出会い、『古事記』研究の志を固め、35年の歳月をかけて全44巻の『古事記伝』を完成させた。記念館にある自筆の自画像や『古事記伝』など約2000点が重要文化財。随時、展示品の説明も行っている。
神明神社(石神さん)(三重県/鳥羽市)
しんめいじんじゃ(いしがみさん)
地元の海女さんが豊漁と安全を祈願した神社
新しく社殿が建築された
神明神社の参道にある小さな社で、地元の海女さんの間では古くから「女性の願いをひとつ叶えてくれる」と言い伝えられている。神明神社授与所では海女の魔除けである星と格子を染めたお守りを授与。お守り900円、ストラップお守り1100円、記念お守り1100円。
三重県の産業を学べる観光スポット
相差海女文化資料館(三重県/鳥羽市)
おうさつあまぶんかしりょうかん
那智黒石の硯が並び、製作風景も見れる
昭和32年(1957)の海女さんの潜水作業を等身大のジオラマで再現
相差地域にある資料館で、館内には早く海底に到達するため、重さ14~20kgのフンドウを持ったフナド海女の作業風景が等身大のジオラマで再現されている。ほかに海女作業が体験できるアワビ採り体験装置や海女の道具なども展示。相差の歴史を今に伝える古文書や紙芝居もある。
真珠博物館(ミキモト真珠島内)(三重県/鳥羽市)
しんじゅはくぶつかん みきもとしんじゅしまない
三重県で養殖が盛んな真珠について学ぼう
真珠博物館
ミキモト真珠島に昭和60年(1985)に開設された日本で初めての真珠の専門博物館。1階では、アコヤ貝が真珠を作る仕組みから、真珠の色や光沢による選別、ネックレスを作る工程までを紹介。2階はアンティークジュエリーコレクションや真珠をふんだんに使用した美術工芸品の数々が楽しめる。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
47都道府県の特徴マンガ・地図の記事
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