神奈川県の特徴をまとめたマンガや、覚えておきたい場所がわかる地図で、楽しく地理を学べます。県庁所在地や人口、面積などの基本データも掲載。気候や地形、産業、歴史、名産などを覚えてから、神奈川県を家族で旅行すると、さらに理解が深まります。楽しく学べるおすすめの観光スポットもチェックしましょう。
この記事の前半は「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」から抜粋してまとめたものです
関東の特徴マンガ・地図の記事
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地理・気候カンタン説明&基本データ
関東地方の南西部にあり、東は東京湾、南は相模湾に面しているよ。沖合を暖流の日本海流(黒潮)が流れているから、おだやかな気候なんだ。工業がさかんで、京浜工業地帯の中心地。農業は、三浦半島のキャベツ、大根などが有名だよ。
<神奈川県の基本データ>
県庁所在地 | 横浜市 |
---|---|
旧国名 | 武蔵・相模 |
人口 | 917万7000人(2位) |
人口密度 | 3798人/平方キロメートル(3位) |
面積 | 2416平方キロメートル(43位) |
県の花 | ヤマユリ |
県の木 | イチョウ |
県の鳥 | カモメ |
ゆかりの人物 | 二宮尊徳(農政家)、出川哲朗(タレント) |
神奈川県の特徴をマンガで覚えよう
地図(イラストマップ)で学ぼう!
1.小田原城
小田原市のシンボル
戦国時代に小田原北条氏の城となり、守りのかたい難攻不落の城として知られたんだ。その後、地震などで大部分がこわれたけれど、天守閣や門などが復元されたよ。
2.鎌倉
武士の政治
約800年前に源頼朝が幕府を開いた地。頼朝が信仰した鶴岡八幡宮をはじめ、源氏にゆかりのある神社や寺が多くのこされているよ。
3.横浜
異国情緒あふれる街
横浜市は、大きな中華街、赤レンガ倉庫や、ランドマークタワーなどがたちならぶ横浜みなとみらい21のほか、観光名所がたくさんあるよ。
「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」
この記事のここまでの内容は、「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」から抜粋して作成しています。オールカラーの本誌には、全47都道府県のおもしろくてためになる情報が満載!各都道府県のより詳しい情報やクイズ、さらに付録として壁に貼れるA2サイズの地図ポスターも付いています。
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一度は行きたい!神奈川県の自然・名所
大涌谷(神奈川県/箱根町)
おおわくだに
今も噴煙があがる箱根の観光名所
冠ケ岳の北中腹に広がる。約3000年前に神山[かみやま]の斜面が爆発したときの爆裂火口跡で、今も大地から噴煙が立ち上る。明治になるまでは大地獄といわれ、人々に恐れられていた。現在では一年を通して多くの観光客で賑わう観光地となっている。南西の岩場には閻魔台[えんまだい]、北東にはここで涌いた水を温め、強羅や仙石方面へ湯を送っている地獄沢という噴気帯が点在している。どちらも立ち入り禁止だが、閻魔台周辺へは大涌谷自然研究路が通じている。箱根ロープウェイの車窓からは噴煙をあげる地獄沢の光景を見ることができる。
江の島(神奈川県/藤沢市)
えのしま
日本三大弁財天の江島神社など史跡も多い
(公社)藤沢市観光協会 / 湘南海岸から見た江の島
古くから宗教的な修行の場として、江戸後期からは庶民の行楽地として賑わってきた景勝地。湘南海岸から相模湾へと突き出た周囲約4km、標高約60mの陸繋島で、島内には日本三大弁財天のひとつを祀る江島神社をはじめ、湘南のシンボルとして親しまれる江の島シーキャンドル(展望灯台)、美しい花々が咲き誇る江の島サムエル・コッキング苑、源頼朝が戦勝祈願に訪れたという江の島岩屋など、多くの観光名所や史跡がある。湘南江の島春まつり、ふじさわ江の島花火大会など、一年を通して多彩なイベントも開催。約2万株のウィンターチューリップが咲く冬もおすすめだ。
横浜中華街(神奈川県/横浜市)
よこはまちゅうかがい
規模は日本最大級!中国文化にふれよう
横浜中華街発展会協同組合/ 中華街大通り入口にある中華街のシンボル「善隣門」
600以上の店が軒を並べ、その規模は日本最大級。安政6年(1859)の横浜開港で来日した華僑の2世、3世、4世と日本人によって今も伝統の味と文化が守られている「食」と「文化」の街。年間約2000万人以上の人が本場中華の味や異国情緒を求めて訪れる。風水思想に基づいて建てられた東南西北の牌楼(門)や、関帝廟、媽祖廟、會芳亭など中華文化に触れられる建物は一見の価値あり。横浜中華街発展会協同組合の会員証である『We are ChinaTown』のロゴマークは、開港以来の歴史を今に伝える横浜中華街の証でもある。問合せは公式サイトから。
神奈川県の歴史・文化がわかる観光スポット
鶴岡八幡宮(神奈川県/鎌倉市)
つるがおかはちまんぐう
源頼朝が鎌倉幕府の宗社として祀った神社
(C)鶴岡八幡宮
若宮大路を進むと、緑濃い樹木に包まれた朱塗りの社殿が建つ。康平6年(1063)、源頼義[みなもとのよりよし]が奥州を平定した際に京都の石清水八幡宮を由比郷(現在の材木座周辺)に密かに勧請し、現在の由比若宮をお祀りしたのが始まりという。その後治承4年(1180)、源頼朝が鎌倉に入ると同時に現在の地に遷し祀り、建久2年(1191)には背後の大臣山[だいじんやま]中腹に本宮を造営して上下両宮の現在の姿に整え鎌倉幕府の宗社としてお祀りした。現在の建物は江戸時代のもの。今も鎌倉のシンボルのひとつとして賑わい、特に正月の初詣は全国有数の人出がある。
横浜みなと博物館(神奈川県/横浜市)
よこはまみなとはくぶつかん
横浜港150年の歴史と仕組み・役割を伝える
(公財)帆船日本丸記念財団/ 帆船日本丸を眺めて立つ「横浜みなと博物館」
「歴史と暮らしのなかの横浜港」をメインテーマに横浜港の歴史や仕組みと役割について学べる博物館。常設展示は、7つの時代に分けて紹介する「横浜港の歴史」ゾーンと、横浜港のふ頭や帆船日本丸について学べる「横浜港の再発見」ゾーンから成り、日本丸の総帆展帆を映像で体験できるVRシアターは迫力満点。併設の「柳原良平アートミュージアム」ではサントリートリスウイスキーのキャラクター「アンクルトリス」の作者・柳原良平の絵本・油彩画・リトグラフなど多彩な作品を展示。オリジナルグッズが揃うミュージアムショップもある。
三殿台遺跡(神奈川県/横浜市)
さんとのだいいせき
縄文・弥生・古墳時代の遺跡を保存
遺跡内復元住居
三殿台遺跡として一般に公開し、標高約55mの丘陵上にある縄文・弥生・古墳時代の集落跡で、国の史跡に指定されている。各時代の復元住居や住居跡保護棟を整備するとともに、併設の三殿台考古館では出土品を展示している。
横浜市農村生活館 みその公園 「横溝屋敷」(神奈川県/横浜市)
よこはましのうそんせいかつかん みそのこうえん よこみぞやしき
農村の行事や農業体験ができる豪農の館
名主の主屋全景
みその公園内に江戸時代の豪農・横溝家の民家を保存。かやぶきの長屋門、主屋、穀蔵、文庫蔵などが残る。施設内では、養蚕、稲作などの農具や村絵図、民族資料などを展示している。また、農村の年中行事や体験農業ができる場としても利用できる。横浜市指定文化財。
神奈川県の産業を学べる観光スポット
鈴廣 かまぼこの里(神奈川県/小田原市)
すずひろ かまぼこのさと
かまぼこ・ちくわづくり体験も楽しみ
鈴廣かまぼこ/ かまぼこの里本店
かまぼこを中心に「買・食・遊」様々な施設がある。板かまぼこをはじめ、小田原・箱根土産を200種類ほど揃える土産処や、事前予約で職人指導のもと、かまぼこ・ちくわづくりやあげかまづくりを体験できる「かまぼこ博物館」のほか、小田原の地産食材をふんだんに使用したバイキングレストランや和食の食事処もあり一日遊べるスポット。
三崎魚市場(神奈川県/三浦市)
みさきうおいちば
マグロ遠洋漁業の基地・三崎港で市場見学
冷凍マグロの入札風景(1階から撮影、見学は2階から)
マグロ遠洋漁業の基地として知られる三崎港の、西寄りの突堤にある。市場が開設されたのは大正11年(1922)。冷凍されたマグロの巨体が床にずらりと並んで壮観だ。威勢のよい掛け声が飛び交うセリではなく入札制で、朝8時から10時頃まで行われ、2階の通路から見学できる(要問合せ)。
日産横浜工場(神奈川県/横浜市)
にっさんよこはまこうじょう
日産自動車発祥の地で学ぶエンジンの仕組み
クルマやエンジンの動く仕組みを分かりやすく解説
日産自動車の発祥の地は横浜。ここでは主にエンジン・サスペンションの製造を担当し、エンジンの製造工程を見学できる。エンジンミュージアムでは歴代エンジンも展示。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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