福島県の特徴をまとめたマンガや、覚えておきたい場所がわかる地図で、楽しく地理を学べます。県庁所在地や人口、面積などの基本データも掲載。気候や地形、産業、歴史、名産などを覚えてから、福島県を家族で旅行すると、さらに理解が深まります。楽しく学べるおすすめの観光スポットもチェックしましょう。
この記事の前半は「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」から抜粋してまとめたものです
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地理・気候カンタン説明&基本データ
東北地方のもっとも南にあり、3番目に面積の広い県だよ。東部の浜通りは梅雨や秋に雨が多く、中央部の中通りは冬に季節風がふき、西部の会津は冬に雪の多い豪雪地帯。農業の中心は稲作で、ももや日本なしなどの果樹栽培もさかんだよ。。
<福島県の基本データ>
県庁所在地 | 福島市 |
---|---|
旧国名 | 陸奥 |
人口 | 186万4000人(21位) |
人口密度 | 135人/平方キロメートル(40位) |
面積 | 1万3784平方キロメートル(8位) |
県の花 | ネモトシャクナゲ |
県の木 | ケヤキ |
県の鳥 | キビタキ |
ゆかりの人物 | 野口英世(細菌学者)、西田敏行(俳優) |
福島県の特徴をマンガで覚えよう
地図(イラストマップ)で学ぼう!
1.五色沼
ごしきぬま
神秘の湖沼
1888年の磐梯山の噴火によって生まれたよ。大小30あまりの色とりどりの沼が森の中に点在し、季節や天気、時間帯によって色が変化する神秘的な湖沼だよ。
2.若松城
わかまつじょう
会津若松市のシンボル
安土桃山時代に建てられた名城。戊辰戦争によるいたみがはげしく、昭和時代に再建されたよ。赤い瓦の天守閣が特ちょうで、中は郷土博物館になっているよ。
3.猪苗代湖
いなわしろこ
天をうつす鏡のような湖
福島県の中央にある湖だよ。水質が酸性で植物や藻が増えにくいから、「天鏡湖」といわれるほど透明度が高いんだ。冬にはたくさんのハクチョウがやってくるよ。
「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」
この記事のここまでの内容は、「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」から抜粋して作成しています。オールカラーの本誌には、全47都道府県のおもしろくてためになる情報が満載!各都道府県のより詳しい情報やクイズ、さらに付録として壁に貼れるA2サイズの地図ポスターも付いています。
3男1女が東大理Ⅲに合格した佐藤ママも、「中学受験に役立つ!」と推薦していますよ。
一度は行きたい!福島県の自然・名所
あぶくま洞(福島県/田村市)
あぶくまどう
幻想的にライトアップされた鍾乳洞
高さ約29mの洞内最大のホール「滝根御殿」
悠久の歳月をかけて創られた鍾乳洞。全長600m、年間を通して気温15度の洞内には、天井から大きく下がる鍾乳石や床下からタケノコのように堆積してできる石筍など千変万化の神秘な世界が続いている。照明の中に様々な鍾乳石が浮かび上がって見ることができる「滝根御殿」は見逃せない。一般コースから分かれる長さ120mの探検コース(別途200円)は狭いところを進むため、スリルと冒険気分を味わうことができると人気。
大内宿(福島県/下郷町)
おおうちじゅく
江戸の面影を残す古民家が並ぶ宿場町
歩道奥の高台にある子安観音の横から大内宿の全景が望める
会津若松と日光市今市を結ぶ下野街道(会津西街道)沿いに栄えた宿場町・大内宿。昭和56年(1981)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、街道筋が当時の雰囲気によみがえった。約500m続く道沿いに、40軒ほどの茅葺屋根の古民家が立ち並ぶ。それぞれの建物は、郷土料理を提供する食事処やみやげ物店になっており、懐かしい雰囲気の中でくつろげる。
スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)
すぱりぞーとはわいあんず
温泉プールとフラダンスが人気の大型レジャー施設
フラガールによる「ポリネシアンショー」
総床面積33万平方m、東京ドーム6個分という国内屋内テーマパークでは延床面積最大級を誇る、温水プール、温泉、ホテルからなる大型レジャー施設。映画『フラガール』の舞台で名物のポリネシアンショーなども楽しもう。
野口英世記念館・野口英世記念感染症ミュージアム(福島県猪苗代町)
のぐちひでよきねんかん のぐちひでよきねんかんせんしょうみゅーじあむ
英世が挑んだ細菌の世界をゲームで学べる
野口英世記念館 / 実験ゲームで「博士の一日」を体験できる
世界で活躍した医学者・野口英世を育んだ地、猪苗代に立つ記念館。展示室では、貴重な写真や資料でその生涯と業績を分かりやすく紹介。体験型展示では英世が挑んだ細菌の世界をゲームやタッチパネルで学ぶことができる。生家エリアの生家は、英世が生まれた当時のまま残っており、国登録有形文化財に登録。英世の運命を変えた囲炉裏なども保存されている。無料音声ガイド(日本語・英語)も導入。感染症を題材にした「野口英世記念感染症ミュージアム」があるので合わせて見学を。
福島県の歴史・文化がわかる観光スポット
白虎隊伝承史学館(福島県/会津若松市)
びゃっこたいでんしょうしがくかん
明治維新における会津藩の歴史を解説
幕末当時の婦女子の着物や化粧道具もある
明治維新の会津藩や戊辰戦争での会津白虎隊に関する史料など、約5000点を収蔵・展示している史料館。会津藩主・松平家が実際に使用していた調度品、会津藩を援護した新選組や、討幕派である薩摩藩・長州藩に関する資料など、その展示品は多岐にわたる。着物や手鏡、かんざしから当時の会津藩士の生活が垣間見え、さらに白虎隊が使ったという本物のゲベール銃や刀剣類、写真などから戊辰戦争の痛ましい歴史を感じることができる。
福島市民家園(福島県/福島市)
ふくしましみんかえん
福島に伝わる年中行事の再現や体験も
明治から大正にかけて商人宿だった旧筧家宿店
あづま総合運動公園内にある文化財保存、教育施設。約11万平方mの敷地には、国の重要文化財に指定されている芝居小屋・旧広瀬座や、江戸中期から明治初期頃の茅葺農家など9棟が並ぶ。古民家内には生活用具や農耕用具等の民具も展示され、庭や畑と共に当時の環境を再現している。時節ごとに福島に伝わる年中行事の再現や、わら細工などの体験行事も開催。所要40分。
福島県の産業を学べる観光スポット
会津漆 伝承館(福島県/会津若松市)
あいづぬり でんしょうかん
美しい会津塗りの伝統にふれる
伝承蔵入口
天保3年(1832)の創業以来、鈴善は漆器問屋として会津漆器産業とともに歩んできた。後世に会津塗りを伝えていくために、鈴善漆器店蔵建造物群を「会津塗伝承館」として、一般公開している。
三春郷土人形館(福島県/三春町)
みはるきょうどにんぎょうかん
三春駒や三春張子人形などを展示
土蔵を2棟利用した三春郷土人形館
桜川沿いに立つ2つの土蔵が郷土人形館。城下町三春の景観にマッチしている。日本三大駒と呼ばれる木ノ下駒(宮城)・八幡馬(青森)・三春駒のほかに、三春張子人形や東北地方の土人形・こけしなどを展示。収蔵点数は3000点以上にものぼる。所要20分。
只見町ブナセンター「ただみ・ブナと川のミュージアム」(福島県/只見町)
ただみまちぶなせんたー ただみ ぶなとかわのみゅーじあむ
只見町のブナについて学ぼう
土蔵を2棟利用した三春郷土人形館
「只見町ブナセンター」の付属施設である「ただみ・ブナと川のミュージアム」は、只見町のブナを中心とした自然とその自然を拠り所として暮らしてきた人々の生活文化を解説する博物館施設。自然環境や野生動植物の特徴をわかりやすく解説するジオラマやパネル、多数の動植物・昆虫のはく製・標本、町民が実際に使用していた民具や手工芸品が展示され、人と自然との共生の国際モデル地域である只見ユネスコエコパークについても学ぶことができる。また、年に数回、多彩なテーマの企画展を開催。見学所要時間約1時間。
東京にある福島県のアンテナショップ
日本橋ふくしま館 MIDETTE(東京都/中央区)
にほんばしふくしまかん みでって
喜多方ラーメンなどを味わえるイートインもある
福島県の首都圏のアンテナショップで、特産品である桃のスイーツ、民芸・工芸品まで幅広い商品が販売されている。特におすすめは、全国でも名高い福島の日本酒。希少な蔵のお酒や限定酒を含め約450種類が揃うだけでなく、飲み比べも可能だ。イートインコーナーでは喜多方ラーメンなどご当地グルメを楽しむこともできる。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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