茨城県の特徴をまとめたマンガや、覚えておきたい場所がわかる地図で、楽しく地理を学べます。県庁所在地や人口、面積などの基本データも掲載。気候や地形、産業、歴史、名産などを覚えてから、茨城県を家族で旅行すると、さらに理解が深まります。楽しく学べるおすすめの観光スポットもチェックしましょう。
この記事の前半は「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」から抜粋してまとめたものです
関東の特徴マンガ・地図の記事
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地理・気候カンタン説明&基本データ
関東地方の北東部にあり、南東部には日本最大の関東平野が広がっているよ。春から秋に雨が多く、冬は乾燥した北西の季節風がふいて晴れた日が続く。農業は近郊農業がさかんで、東南部の鹿島臨海工業地域では重化学工業が発達しているよ。
<茨城県の基本データ>
県庁所在地 | 水戸市 |
---|---|
旧国名 | 常陸・下総 |
人口 | 287万7000人(11位) |
人口密度 | 472人/平方キロメートル(12位) |
面積 | 6097平方キロメートル(24位) |
県の花 | バラ |
県の木 | ウメ |
県の鳥 | ヒバリ |
ゆかりの人物 | 徳川光圀(大名)、三浦春馬(俳優) |
茨城県の特徴をマンガで覚えよう
地図(イラストマップ)で学ぼう!
1.筑波山
つくばさん
西の富士、東の筑波
標高871mの男体山と877mの女体山の2つのみねに分かれ、古くから信仰の山として親しまれてきたんだ。奈良時代の『万葉集』でも歌がよまれているよ。。
2.筑波研究学園都市
つくばけんきゅうがくえんとし
最先端の科学技術
つくば市は1960年代から開発が進んだんだ。筑波大学や多くの国の研究機関があって、宇宙開発やバイオテクノロジーなどの研究が進められているよ。
3.偕楽園
かいらくえん
藩主と民が楽しむ場
江戸時代に水戸藩主の徳川斉昭がつくった庭園で、ウメの名所として知られているよ。見頃の時期にはウメまつりが開かれ、多くの観光客でにぎわうよ。
4.東海村
とうかいむら
原子力の村
1963年に日本で初めて原子力発電が行われた場所。現在も原子力関係の施設が集中している。1999年に事故がおきて、全国に大きな衝撃をあたえたんだ。
「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」
この記事のここまでの内容は、「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県」から抜粋して作成しています。オールカラーの本誌には、全47都道府県のおもしろくてためになる情報が満載!各都道府県のより詳しい情報やクイズ、さらに付録として壁に貼れるA2サイズの地図ポスターも付いています。
3男1女が東大理Ⅲに合格した佐藤ママも、「中学受験に役立つ!」と推薦していますよ。
一度は行きたい!茨城県の自然・名所
袋田の滝(四度の滝)(茨城県/大子町)
ふくろだのたき(よどのたき)
冬は凍結して「氷瀑」となることも!
岩肌を四段になって滑り落ちる袋田の滝
平成27年(2015)に国名勝に指定された、日本三名瀑のひとつ。久慈川の支流・滝川にかかる落差120m、幅73mの滝で、四段に流れ落ちることから別名四度の滝とも呼ばれている。平安の歌人・西行法師が「四季に一度ずつ訪れなければ、真の風趣は味わえない」と絶賛したとも伝えられている。滝の正面には観瀑台があり、岩壁を四段になって落ちる豪快な姿を見ることができる。冬は結氷することもある。
牛久大仏(茨城県/牛久市)
うしくだいぶつ
世界最大の青銅製大仏がある浄土庭園
大仏様と秋のコスモス
世界最大高さ120mの青銅製大仏。その迫力ある姿は遠方からでも目にすることができる。胎内は光の世界など5層に分かれており、地上85mまではエレベーターで昇って見学できる。大仏の足元には四季の草花で彩られる花畑が広がり、お猿のステージも開催している(金曜休演、12・2月は日曜、祝日のみ公演)。
原子力科学館(茨城県/東海村)
げんしりょくかがくかん
東海村で原子力について知ろう
ガイダンスシアター「アトミックトラベル」
原子の科学や放射線について、詳しく学ぶことができる博物館。ガイダンスシアター「アトミックトラベル」が令和3年(2021)に完成。シアターでは自由自在に大きさを変えられる「アトミックライド」に乗って、アインシュタイン博士の案内で、原子に隠れている不思議な力や、放射線を見に行くツアーにでかける。放射線の通った跡が見える世界最大級の霧箱や、実際に放射線を測定できるコーナーなど、見て触れて楽しく学ぶことができる。今後もリニューアルを予定している。
茨城県の歴史・文化がわかる観光スポット
かすみがうら市歴史博物館(茨城県/かすみがうら市)
かすみがうらしれきしはくぶつかん
霞ケ浦の歴史文化を後世に伝える
かすみがうら市のランドマーク的な3層4階建ての城郭風建物の本館と、市指定有形民俗文化財の木造船を保管・展示する帆引き船展示施設(帆引きの家)、歴史博物館研修施設から成る博物館。本館館内では、常設展示室で霞ヶ浦の漁業や、昔の暮らしなどを民俗資料の展示やパネル展示で紹介。吹き抜けの2階から見下ろす帆引き船が興味深い。4階の展望台からは、眼下に広がる霞ヶ浦はもちろん、筑波の山並みも眺められる。
観光帆引き船(茨城県/かすみがうら市)
かんこうほびきせん
明治時代に活躍した漁船に乗ってみよう
純白の帆引き船は、霞ヶ浦の夏のシンボル。明治13年(1880)、市内の二ノ宮で生まれた折本良平が考案したといわれる漁船で、風を最大限利用して1人でも操業できるのが特徴だ。明治から昭和にかけて大いに活躍したが、昭和40年代のトロール船の出現で姿を消した。現在は、「霞ヶ浦の帆引き網漁の技術」が国選択無形民俗文化財に選定。かすみがうら市では観光用として、毎年7月下旬~11月下旬の日曜に操業しており、随伴船に乗って見学する、帆を広げた帆引き船の姿は実に美しい。行方市、土浦市でも操業。詳しくは要問合せ。
茨城県立歴史館(茨城県/水戸市)
いばらきけんりつれきしかん
茨城の歴史を時代ごとに紹介
茨城の原始・古代から近現代に至る歴史を時代ごとに紹介。常設展のほか企画展や特別展も行っている。本館に隣接する一橋徳川家記念室では、同家伝来の刀剣・人形・絵画などの所蔵品を公開。広い庭園には、江戸時代の農家や明治期の小学校が移築され、見学できる。桜や銀杏並木など季節ごとに楽しめる。所要1時間。
茨城県の産業を学べる観光スポット
JAXA 筑波宇宙センター(茨城県/つくば市)
じゃくさ つくばうちゅうせんたー
宇宙開発を見て、感じて、学ぶ
(C)JAXA/全長約50mの本物のH-IIロケット
筑波研究学園都市の一画にある日本の宇宙開発の中心的な事業所。宇宙飛行士の養成施設や、人工衛星などの研究開発・試験・追跡の各施設ほか、宇宙開発を見て、感じて、学べる見学施設を併設。ロケット広場には全長約50mの本物のH-IIロケットを展示。展示館「スペースドーム」には実際に使われたロケットエンジンや人工衛星の試験モデルが数多く並び、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の実物大模型も見学することができる。企画展の開催や、ミュージ アムショップも併設。事前予約制で、施設を巡る有料ガイド付き見学ツアーもある。展示館「スペースドーム」は建屋の外壁更新作業のため令和6年(2024)6月5日~令和7年(2025)春頃まで閉鎖。令和6年(2024)7月8日から臨時展示室がオープンの予定。
サイエンス・スクエア つくば(茨城県/つくば市)
さいえんす すくえあ つくば
最先端のロボットに会えば近未来がわかる?!
心を癒してくれるアザラシ型セラピー用ロボット「パロ」
産業技術総合研究所の研究成果を紹介。アザラシ型セラピーロボット「パロ」やヒューマノイドロボットなど、私たちの身の回りや社会で活躍が期待されるロボットたちに会える。最先端技術がどのように近未来の生活に役立っていくかを考えるきっかけにもなる。
本場結城紬郷土館(茨城県/結城市)
ほんばゆうきつむぎきょうどかん
結城紬の機織りの実演と体験
結城紬の歴史や製造工程を紹介。2階の工房では反物や着物を展示販売するほか、紬を織る様子を見学できる。所要30分。予約で織物体験(1時間2200円~)も可。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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